サイトアイコン Rの考え方

おすすめ商品とは一体。彼らに本当に有益だろうか?

「あなたに合ったモノ」を選べるのは人間しかいない。

なぜなら、彼らのAIはまだあなたを理解していないからだ。
性格や信条、今置かれている状況をだ。

アマゾンのよく一緒に購入されている商品や、おすすめ記事(機械学習のレコメンデーション)も、「あなたに似た人の結果」であって、あなた(とその人々)が何を考えて行動したかはわかっていない。

例えば、アマゾンベビーカーを買うのは誰だろうか?
その子の親のように、日々の消耗品を購入する人かもしれないし、
祖母や祖父などがプレゼントに買うのかもしれない。

では、彼らにその後におすすめすべき商品は何だろうか?
彼らのその後の消費活動は全く異なったものになるのは当然だが、機械は理解しえないので一番多い「ベビー用品」しかすすめてこない。

「背景が異なる人々の未来は予想できない」し、
背景をデータとして理解したところで、その人自体をほんの少しでも理解しなければはできない。

どうしても買いたいものが出て、電気店に行ったとしよう。
店員は、全顧客からあなたに似た購買行動をとった人たちデータを引っ張り出してきて、その人たちが購入したものを並べる。
「これでどうなの?似た人の多くが以前それを購入したよ。」

もし、店員にそう対応されたら何を言っていいか困らないだろうか?
「え・・・、お前本気でそれを言ってるのか?」と。
それよりも、自分の話を聞いてから、段階を踏んでメリット・デメリットを理解させてほしいと。(絶対的に価値があるかどうかは人間は理解しがたいようなので、相対的に価値を理解できるステップが必要だろう。)

それはまだまだ彼らには理解が難しいようだし、同じように生きていないと難しいだろう。
そこに人の優位性がある。

均質な情報が機械学習で少し特化されたと言っても、基本「マス」な考え方がある。

全体は部分の総和ではないし、その人の複数の購買活動からだけではその人を理解すること自体不可能だ。
その人の経験のすべてが関係しあって、今を作っている。
それは細分化された数学で解ける問題であろうか?

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