Rの考え方

Rの個人研究・考察を行うブログ。最近は因果推論とアナリティクス(機械学習、統計はお休み中)、認知論にお熱。

ブログ

指示待ち人間の作り方

投稿日:

uros-jovicic-322314-min
「指示待ち人間ばかりで困る」と思いませんか?

さて、それをどう解決するのか。

まずは、考えを変えてみましょう。
「自分の頭で考える人間を作る」というと難しそうに聞こえます。実際難しいと思います。

「指示待ち人間を作る」・・・意外と簡単そうに聞こえませんか?その要因を実行しなければいいのです。

「指示待ち人間を作る」には、
1・仕事の目的・方針を伝えない
2・失敗したときに怒る
3・細かく指示する

効果としては、
1・最終的に何を、何のために達成すべきかわからない
2・「今度から細かく聞かないと」と思わせる
3・「今度から細かく聞かないと」と思わせる

指示を守って動いたら、
「違う」「お前はわかっていない」「なんでこんなことも知らないんだ」
と言われたとしましょう。

「ふざけんな」となる人もいれば、
「あーそうですか…」となる人も思います。

結果的に、
「今度からそう言われないためには?」と考え、
人の防衛本能から
「次からは細かく聞こう」となることは明白です。

管理職となる相対的に優秀な人(やちょっとおかしい人)は、
「それくらいわかる」で今まで成功経験を積み重ねてきたので、
“普通の人”の行動がわからないのですよね…。

「一般的に考える」のは、
自分のバイアス(集めた偏見)を外す必要があるので難しいですね。

今回はいいブログ記事があったのでコレから触発されて書きました。

自分の頭で考えるスタッフになってもらうには、

・リーダーの考えを折に触れて伝える。
・後はスタッフに自分で考えて行動してもらう。
・意図と違う結果になっても「あいまいだもん、しょーがない」とし、改めてリーダーの考えを伝え、次回から軌道修正してもらう。

を繰り返すこと。
Life is beautiful:「指示待ち人間」はなぜ生まれるのか?より

理由としては、

「指示」にはどうしてもあいまいさが残り、部下が自分で判断して行動せざるを得ないもの。そしてその結果を、ビシビシ「違う!」と怒ってしまうか、「そもそも指示があいまいですもん、ちゃんとできる方がビックリ。やってくれただけでありがたい」と感謝するか。そこが大きな分かれ道になる。指示があいまいなのに自分の考えと違うと言って怒るのか、指示のあいまいさを自分で考えて補おうとしてくれたことに感謝を述べるのか。それによって、スタッフの心理は大きく違ってくるらしい。前者だと怯えて全てに指示を出してもらおうとする。後者は次も自分で考えて補おうとしてくれるようになる。

至言ですね。

-ブログ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

仕事でのポジショニングで楽しよう

真面目に働いていればいい、そんな時代はとっくに終わりました。 あなたは何ができますか?と常に問われます。 特に、スキルが求められる業界はその傾向が強いです。 でも、楽したいよねーという気持ちは僕もあり …

「仕事ができない」を分解する

「○○さんは仕事ができない」 よく言われる言葉ですよね。 今回この題材で書こうと思った理由は、 私の部下が「仕事ができない」部類に入っているように観測され、それを改善するにはどうすれば良いか考えたから …

今後の開発方針について

CoVision:動物見守りアプリをアップデートしました。 個体認識機能がついて、行動ログを確認できるようになりました。 ここから、広告を出しつつ、ユーザーテストを繰り返していく予定です。 やりたいこ …

仕事の配分に対する頭の体操

部下がつくと、仕事の配分について考えることがあるだろう。 今回は仕事の配分についてちょっとした問題を出すので、よく考えてみて欲しい。 問題 ある人の仕事A,B,Cに対する処理速度(仕事数/h)をkA, …

とあるクリエイターのつぶやき

私は、一緒に働く人に対して期待していない。 そう書くと非常に冷たく感じるだろう。 ただ、よく考えてみてほしい。 意見(自分の世界)があって… スキルがあって… 意思を貫く強さ持 …