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仕事の配分に対する頭の体操

部下がつくと、仕事の配分について考えることがあるだろう。
今回は仕事の配分についてちょっとした問題を出すので、よく考えてみて欲しい。

問題

ある人の仕事A,B,Cに対する処理速度(仕事数/h)をkA,kB,kCと置く。
それぞれ適当に処理速度(能力)を割り振った。

kA kB kC
1.0 2.0 1.0
0.8 1.0 1.0
0.7 0.5 0.5

一見すると、アさんは仕事ができる人である。
イさん、ウさんはアさんに比べて仕事ができない人である。

さて、仕事がA、B、Cそれぞれ8単位発注された。
あなたが上司なら何日で仕上げることができるだろうか?
もちろん、1日の労働時間は8時間である。

では・・・考えて欲しい。

回答の一例

では、回答を開始しよう。

仕事を早く終わらせるのには、処理速度が早い人に任せればいい。
アさんの相対的に得意な仕事はBである。
イさんの相対的に得意な仕事はCである。
ウさんの相対的に得意な仕事はAである。処理能力から見てB、Cは任せられないからだ。

アさん、イさん、ウさんそれぞれの1日労働時間は8時間である。
アさんは仕事Bを8単位終わらせるのに4時間で終わる。一日の内4時間余る。
イさんは仕事Cを8単位終わらせるのに8時間(一日)で終わる。余り時間はない。
ウさんは仕事Aを8単位終わらせるのに11.4時間かかる。一日で終わらない。
アさんの助けを借りれば、仕事Aはどうなるだろうか。

ウさん8時間×0.7単位/h=5.6
残り仕事=8-5.6=2.4
アさん残り時間4→2.4なら余裕あり
結果:1日で終わる!

まとめ

このように処理速度がわかっていればすごく簡単な算数だ。
ただ、このままだとアさんは不満があるだろうが。

条件を変えるとまた面白い問題になる。
定期的にこの仕事A~Cが20単位程度受注され、1日で終わらせる必要のない場合はどうすれば効率が良くなるだろうか?

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