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「続けてもらう」が一番難しい – 改善提案をするのは簡単だけれど

誰かに「続けてもらう」
それはとても難しいことだ。

必死に社内で調整して、キーパーソンに承認を得るためだけの膨大な書類作業をこなし、
改善内容を理解してもらって、改善を1つ始めるとしよう。

そこまででも一苦労だ。

ただ、仕事は一人でやることではなく、誰かに「仕事してもらう」「続けてもらう」ことが必要だ。

まず、仕事をしてもらうには、改善内容・理由を理解してもらう必要がある。
内容を理解しても、「なぜそれをやるのか?」がないと感情がついてこないからだ。

人間は理性的と言われるが、ほとんど感情が支配しているのではないだろうか。
少なくとも私は、その人の感情面を考えてから話を始める。

さらに、続けてもらうための具体的な手法としては、
・改善作業を続けているかチェックする
・作業内容を記録する習慣を作る
等が挙げられるだろう。

抽象化すると、「改善を記録するシステムを作り上げる必要がある」のではないだろうか。

加えて、作業者の意見を聞き続けて、内容を変えていく。
「自分たちが仕事を作り上げている」という意識を持てるようにする。

そうしなければ、よくある以下のような流れになるだろう。

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得てして、トップダウンであるとマネージャーから「〇〇をやれ」で始まる。

現場としては、
「いきなり何なん?(何故それをするんですか?)」
「え、通常業務にプラスしてそれやるのは無理なんですけど…(現場を理解していないのでは?無理っすよ)」とはなかなか言えない。
とりあえず「わかりました!」と言っておく。

理由を聞いておらず腹落ちしていない分、その作業が何を改善したいのかわからない。
ゆえに、工夫のしどころがわからない。
理解していたとしても、会社に頑張るインセンティブはないことが多いだろう。
「その上司のために、会社のために働く?馬鹿らしい。」みたいな感じだ。
長い時間そこに居れば、給料が勝手に上がっていくという謎のシステムのおかげだ。

それを続けていても、いなくても、マネージャーは見ていない。
「それならやる意味なくね?」と思い、一人、また一人とやる人が減っていく。
まじめにやってた人も馬鹿らしくなってやめる。

そして、思い立ったころに「〇〇はやっていないのか?」と聞かれても誰も進めていない。
マネージャーは「何故この人たちは改善をしないのか?」と勝手に失望する
そしてどんどん、改善提案が出ずに硬直化していく。

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あるあるですよね。こんな感じで。

有能なマネージャーであればあるほど、
「自分はできるのに、なぜこの人たちはしない(できない)のか?」とイライラを募らせていく。

一歩立ち止まって考えてほしいのは、
・情報格差があるのでは
・やる気は求めるものではない
・(個人)が悪いと考えてはならない
等、自分をベースに考えるから失敗するってことですね。

やる気がなくても(そんなに頑張らなくても)、
スキルがそんなになくても、
今いる人なら誰でもできるシステムを考えることがマネージャーの仕事です。

そこには、「自分だったらどうするか」より、
「誰でもできるようにはどうするか」→「どこにベースラインを置いて考えるか」→「ベースラインがここならこの程度の仕事(や考え、計算方法)は大丈夫だろう」という仮説・検証を行う必要があります。

そうしないと続けてもらう前にとん挫します。マジで。

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