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寿命に対する世間の余裕と私の違和感

最近大きな違和感を感じる。

「人生100年時代」「老後」などの言葉に代表されるように、「長く生きること」が前提になっていることだ。

そもそも、そんなに長く生きられた時代はあったのだろうか?
そんなに争いもなく、「死」を考えずに生きていけること自体、不思議なことだ。

明日のごはんにありつけないこともなく、
家族や会社や上司のことだけを考えていればそれでよい。
それ故に生物としてどこかに変調をきたしているのだろう。
その結果、自殺という選択肢が出てくるのだろう。

自分の意志をはっきり表現できる時代になりつつあるが、それにこそ違和感を感じる。

「死」や「苦しみ」といった大きな不条理が日常に落ちているわけもなくなった。
ただ、以前までは「自分はどうしたいかなどと考える余裕もなかった時代だった」と言えばそうなのかもしれない。

今我々にバトンはあるが、これから進むべき道はどこにあろうか?
彼らに渡されたバトンを、希望を持って後の世代に渡せるのだろうか?

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