文学作品の読み・聞き放題サービスSaraのリリース

Sara
文学作品の読み・聞き放題ならSara。新しい教養と出会う場所。どこでも、誰でも、自分の好きな時に。

なにができるのか

青空文庫の作品(約16,000作品)
・読み放題
・聞き放題(機械音声合成)

誰に使ってほしいのか

・読むことができない人
 ・忙しい
  移動中
 ・見てる場合ではない
  出勤中、散歩中、就寝前他
 ・物理的に見れない
  障がいがある人

・聞くことができない人

なぜ作ろうとしたのか

私は、本を読む前にさまざまな意思決定があると考えています。
他のアプリ・Webサイトだと、読み放題・聞き放題(スマホのみ)はあるものの、それぞれの間を埋めたモノがなかったからです。

どんな技術を使ったのか

自然言語処理
・形態素解析
・検索
・音声合成
・要約
・文章・単語のベクトル解析

感想

・読むのには問題ない。小説形式でタテ書きなどを選択できるとよいが…。
・読み放題(機械音声)が微妙。抑揚が平坦になってしまい、聞けたものではない。
・全体的に品質が低いように感じる。
・ユーザーに使ってもらわないとわからない。(果たして検索に引っかかるのだろうか)
・制作期間は約2週間。技術理解が1週間以上かかった。
・ゲーム制作の方がよっぽどユーザーに使ってもらいやすい気がする…。ゲームの制作コストが高いのが課題だなぁ。

少しでも楽しんて頂けると幸いです。

データ分析コンサルティング企業で学んだプロジェクトマネージャーの方法論(3)

昨今注目されているデータ分析。
プロジェクトの成否はプロジェクトメンバーによって大きく変わるのはわかるが、経験と勘に頼った管理手法で大丈夫かと思っているれいです。

方法論を1・2と書いてきてある程度分かったような分からなかったような、データサイエンティスト(メンバー)として勤務することもあったので、今回は総集編ということで書きます。

前提として、1.2を読んでみると理解が捗ります。
データ分析コンサルティング企業で学んだプロジェクトマネージャーの方法論(1)
データ分析コンサルティング企業で学んだプロジェクトマネージャーの方法論(2)

お話の前提

・「未経験者を採用して鍛える」会社です
・「要件定義~分析方針決定~分析~納品まで一人称でできる人?なかなか居ないよ」な会社です
・「プロジェクトマネージャー?現場で頑張って覚えてね」な会社です
むしろ、この前提であるからこそ、他の会社でも応用可能な話になっている気がする。
つまり、潤沢な資金でスキルがある良い人を採用できる企業には当てはまりません。

プロジェクトマネージャーがすべきこと

今回は社内、特にメンバーに対しての心構えです。

  1. 全体観を伝える
  2. プロジェクトに100%はない
  3. メンバーに必要な情報を提供できる環境を整え、プロジェクトに集中してもらう

分析プロジェクトはメンバーによって成否がほぼ決まります。プロジェクトマネージャーはそれを壊すことができます。悪い意味で。今回はアンチパターン的なモノですね。

1・全体観を伝える

まずはプロジェクト開始時点で全体観を伝えましょう。当たり前じゃないの?と思う方も多いかもしれませんがたまにいます。

観点は以下の通りです。詳細はPMBOKやDMBOKをご覧ください。

  1. 統合マネジメント
  2. スコープマネジメント
  3. スケジュールマネジメント
  4. コストマネジメント
  5. 品質マネジメント
  6. 資源マネジメント
  7. コミュニケーションマネジメント
  8. ステークホルダーマネジメント
  9. リスクマネジメント
  10. 調達マネジメント

この観点がない、または権限がない場合はかなり炎上しやすいです。プロジェクトマネージャーはプロジェクトの意思決定と指示を任されていますが、何を意思決定していいのか分からなければ当たり前ですよね。

特にスコープマネジメント、課題や作業範囲設定・管理をおろそかにしていると高い確率で炎上します。お客さんの言う通りではなく、あなたの仕事はプロジェクトの期間内の完遂がゴールです。急な変更や追加要件を言ってくるクライアントには、野村HDが日本IBMに「敗訴確定」、システム開発の失敗巡る訴訟の上告を取り下げを見せてください。

コンサルティング会社あるあるかもしれませんが、案件の営業時点でスコープ設定が残念なことになっていて要修正だったり、不可能な内容が当然のように実施されることを見たことがあります。同時並行していた他社さんの案件でしたが。開始時点で詰んでるやんコレとしないためにも、全体観をまとめておきましょう。

2・プロジェクトに100%はない

プロジェクトは予定外ならいくらでもあります。ただ、予定外をそのままメンバーに投げると不満が貯まります。

若手世代ではなぜそれをしなければならないか対話をする必要があるようですし、作業内容の変更を明確にしないと動けない人も出てきます。責任を持ちたくないがゆえにメンバー層に居る人もいますので、その人たちのためにも、100%はないこと、もし想定外が起こったらどうしたいかを話しておきましょう。

メンバーに必要な情報を提供できる環境を整え、プロジェクトに集中してもらう

最後に、良く忘れられているように思うのでこちらを。

プロジェクトメンバーは人間です。生物学的に1つのタスクに集中したほうが成果が出やすいです。かつ、心理状態で成果は変わってしまいます。そのため、プロジェクトメンバーに割り振る仕事をコントロールすることや、あなた自身を信頼されるようにしたいですね。

そのためには、予定設定とモニタリングが必要です。

先に仕事量を見積もり、後で追加しない

見積もりすらしていないのにもかかわらず、続々と予定外のタスクを積まれて後よろしく!ヤメテ

スコープマネジメント大丈夫なの?というのもあります。なぜ予定外のタスクが生まれるのか…

あとは、心理的に断れない人が存在することで、後述の残業時間爆発が起こりやすくなります。ふつうに病めますね。

休みを取ってもらう

スケジュールを設定する際、休みの予定を先に取ってもらいます。なぜかというと、自社の都合でプロジェクトが終わっても、すぐ次のプロジェクトがあるので休んでられない問題があります。

自己の仕事に対して意思決定ができることは、自己肯定感を高めることが知られています。時短勤務必須な方もいらっしゃいますし、子どもの行事に行きたいという方もいらっしゃるでしょう。あくまで仕事は従の存在です。

残業時間をモニタリングする

最低週1回、各メンバーの業務時間と残業時間をモニタリングしましょう。

もし予定外追加タスクを振らざるを得ない場合、必ず見ましょう。断れずに燃えている人も良く見かけます。特にジュニアの方は早く一人立ちしたいということで、無茶をやらかしがちです。

以上のように、プロジェクトマネージャーは多岐にわたる業務をカバーします。それは、プロジェクトで一番弱いメンバーを守るためでもあります。社内に居る稀有な人材をマネジメントで守っていきたいところです。採用が厳しくなっていく現状で、育った人から出ていくようでは持続可能な会社になりません。

データ分析こぼれ話

私自身データ分析を学ぶことに強い興味があり、以下はあまり知られてないこと思うので書いておきます。スキルの話です。

会社のレベルや事業内容によって必要とされるスキルが大きく異なります。DockerやGitをまず学べ的な講座がありますが、すごく限定的な範囲の大手事業会社にのみ当てはまる内容だと思います。私たちの会社では、SQLとエクセルを使えるようにした方が良いです。

DockerやGitを必要とする企業を具体的に書くと、メインサービスをはじめ、マイクロサービスを複数展開している事業会社です。
その背景からデータ分析が常に必要で、サービスの基盤がAWSなどのクラウド上にあり、Kubernetes(Dockerのおばけ;k8s)を利用したCI/CDパイプラインを持っている。そのため、GitやDocker等の知識が必要。

そんな会社に、技術背景がよくわかっていないような特定の講座を受ける人が必要とされるのか。新卒カードがあれば別かもしれない。
※その他にGitやDockerを必要としている会社様もいらっしゃいますが、全ての会社を均してみると確率的に3割もないのではないかと思います。それでも必要でしょうか。

SQLとエクセルはよく使います。なぜなら、データウェアハウス(DWH)にGoogle Big Queryを使っており、ある程度大きな量のデータになるとSQLでなければ、データ抽出の処理速度が話にならないからです。例えば、サービスのバックエンドにMySQLを使っているものがあり、そこから行動データにアクセスするために、データベースに直接クエリをしたことがありますが1処理に1時間かかることもざらです。メモリエラーも良く出るし。単純につらい。あと、データサイエンティストを1時間も待たせていていると作業が給与に見合いません。経営的にもつらい。
※他社だとAWS S3に格納されていることがあります。Azureはまだ見たことが無い。

Pythonが必要かと言われると・・・初学者にはそこまで必要がないです。実際の案件で、大量のエクセルファイルをまとめて読み込んで前処理することはありますが、あくまでDWHでのデータ抽出経験者がそのノウハウを使って応用的に行っているだけです。それを行うには、集計条件設定や分析設計ができないと全く任せられません。初学者に任せると、要件に合わない変なデータが出てくるの分かっているので自社ではきっちりとしたSQL研修があります。あとは、その大量のデータ、DWHに入れたほうが取り扱いしやすくない?なんで一元管理されてないの?という、普通管理しやすい方法が取られているハズのところが抜けもれている環境が意味することとは・・・?

Pythonはアドホック(その場限り)に対応するために必要ですが、その技術背景を知らないような方に必要ではないです(辛辣ゥ…)。Pythonで注目されている機械学習も、初学者が担当するよりAutoML(PycaretやDataRobot)に任せた方が強くて品質が担保できます。ならPythonの使い道とは・・・?

そんな話でした。

さいごに

今の会社で3年近く、新卒から7年間社会に出て仕事をしてきました。ルーチンワークもあり、プロジェクトワークもありました。

今の世の流れだと、プロジェクトは仕事の比率としてより増えます。

そのためにあなたに何ができるのでしょうか?何がしたいでしょうか。そのヒントとしてこの記事があります。

人は知覚できる範囲でしか行動を変えられません。だからこそ、よく知っておいて欲しいのです。失敗しないために。

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連絡用のフォームです。何かございましたら、こちらからご連絡いただけるとありがたいです。

コンサルティング・AI技術のおすすめ書籍(2021年締め版)

2021年があと1日です。
今年は続くコロナ禍で、強制的なライフシフトが日本全体で起こっていたかと思います。

私は、続くリモートワーク、他チームで静かに炎上する案件、担当領域の変更(DSリーダー → DS技術アドバイス・営業・案件遂行)、組織デザインの大幅改変、AI技術の速すぎる進展と色々とありました。

それらの課題をどう解くか。経験はない、周りに聞いても知らない・わからない、では本だよなということで。

さて、今回は1分野につき1冊のみおすすめ書籍を厳選しました。ではどうぞ。

目次

  1. 問題設定
  2. 組織デザイン
  3. プレゼンテーション
  4. 機械学習プログラミング
  5. AIのテスト
  6. XAI(説明可能なAI)
  7. SaaS
  8. その他

問題設定

イシューから始めよ 安宅和人

言わずと知れた名著です。ただ、今回初めて仕事で使いました。

なぜなら、仕事で「こんな感じでこの問題を解決できないかな?後よろしく~」という雑な営業の振りに対応していたからだ。

「えっ、そんな内容知らんけど・・・」あなた周りに助けてくれる人は、いない。
ゴールは、あと3営業日で20ページ以内の営業提案資料を作る。もちろん自分の仕事は別に持ってるよ。

みたいな、時間も知識もない中で、お客さんに納得して契約できるような資料を作る必要があった。

そこで活躍したのが本書である。
必要最低限の時間でより良いアウトプットを求めるなら、犬の道、つまり努力量で何とかするに入ってはならない。
課題と問題は違うし、課題をある程度特定しなければ提案など何もできない。

ちなみに、そんな無茶ぶりをされながらも残業は月10h程度だったし、営業結果はコンペになってもほぼ勝てたようである。
営業さんのトークスキルがピカ一なこともあるが、この本の威力はすさまじかった。

組織デザイン

組織デザイン 沼上幹

自社はデータサイエンス系組織であり、1年前から人数40%像と急拡大している。そうすると、組織デザインに無理が出てくる。

そのため、新たに就任したマネージャーさんと一緒に組織を考える中で、組織デザインを考える必要があった。

ワイ、全く知らんねんけど…ということで本書を購入した。この本を紹介してくれていた(と記憶している)kazuさん、ありがとうございました。

組織は分業の形態であり、分業の基本形はどのようにあるか。
「知らん」・・・せやな。

具体的には、データサイエンス部門の組織形態、あるべき姿を考えるで記事を書いたので参照されたい。

プレゼンテーション

プレゼン資料のデザイン図鑑 前田鎌利

技術的に正しくても、担当者に伝わらなければ意味がないということで購入。

コピーするだけで分かりやすくなるやん!!という効果あり。
基本の型が分かるので、構成を考える(≒悩む)時間も少なくなり、作業速度も速くなった。ツヨイ。

多くの会社ではプレゼンテーションのフォーマットが決まっていると思う。本書の一部は使えないが、購入してマイナスはないと思われる。

機械学習プログラミング

Python機械学習プログラミング(第3版) Sehastian Raschka, Vahid Mirjalili

機械学習の入門書を1冊読んだあとに読む、Pythonコーディング、機械学習のアルゴリズムの中身まで理解できる良書。
基本、とりあえずコードを書いて実行させる書籍が多い中、説明が非常にきれいにまとまっている。

しかも、機械学習のうち、対応している内容が非常に広範囲である。(その分分厚い)
モデル作成(回帰・分類)、前処理、次元削減、ハイパーパラメータチューニング、アンサンブル学習、感情分析、Webアプリケーション(Flask)、クラスタ分析、ニューラルネットワーク、深層学習(Tensorflow)、リカレントニューラルネットワーク、敵対的生成ネットワーク(GAN)、強化学習

・・・多くね?
はい、コードを書くのだけで2週間はかかる気がするゾイ…。

第2版ではなく、第3版を購入したい。

AIのテスト

AIソフトウェアのテスト 佐藤ら

現在はPoC倒れのAIプロジェクトが多いのであまり気にされていないが、今後必要となってくるであろうAIテストの良書。

何と内容は非常に具体的である。
メタモルフィックテスティング、ニューロンカバレッジテスティング、最大安全半径、網羅検証

・・・最後以外聞いたことねえ単語ですね。。
よく読んでみると、今後何をテストすべきかわかる気がする。いつ必要になるかはわからないが。

XAI(説明可能なAI)

機械学習を解釈する技術 森下光之助

機械学習モデルが何をしているのか問われることが多くなってきた。現場で使うためには、何故このAIがこの判断に至ったか、担当者と関係者が腹落ちしなければOKが出ない。

その時、利用する技術がXAIだ。
本書で、解釈性の定義から、特徴量の重要度の算出(PFI)、特徴量と予測値の関係性を知る(PD)、サンプルごとの異質性を見る(ICE)、予測の理由を考慮する(SHAP)を行っていこう。

XAIは理由の説明だけではなく、予測モデルのデバッグにも使えるのでおすすめである。モデルに採用された特徴量がドメイン知識と一致しているかどうかを確認する。もし一致していないのであれば、SHAPを使い、他のどんな特徴量が採用されているかを確認する等、利用用途は多い。

SaaS

ザ・モデル 福田康隆

オラクル・セールスフォースの現場、マルケトを立ち上げた経験を持つ著者が記載した本。

私の所属する会社、コンサルティング会社はフロービジネスである。人が動かないと利益が上がらない。労働集約的になりやすく、経営者をはじめ単純につらくなってくるときがある。そのため、SaaSを提供している。ただ、各藩が上手くいかないのでどうすべきかということを考えるために購入した本。その他に、自作サービスとしてSaaSのようなものを考案したが、そちらでも役に立ちつつある。

その他

WHAT IS LIFE? ポール・ナース

ノーベル生理学・医学賞を受賞した細胞生物学者が書いた哲学的な本。具体的な生物学の知識をベースに、哲学的な話まで展開している良書。

2010年代に遺伝子工学的な研究をしていた際、利用していた実験手法がまさか…という懐かしい記憶を取り戻した。
意外と具体的な生物知識が記載されているので、教養書としてもおすすめ。

さいごに

今年は勉強時間より、作業時間がかなり必要になったので紹介は少なめになりました。
来年はもう少し勉強時間が欲しい・・・。

来年もよろしくお願いいたします。

過去の書籍紹介:
2021年おすすめ書籍11選と書評
コンサルへの転職1年半で読んだ本90冊とその書評

データサイエンス部門の組織形態、あるべき姿を考える

データサイエンスは常に変化し続け、新たな研究・技術、分析基盤、サービスが続々と生まれています。

データサイエンス業界に入ってそろそろ3年、社会人開始から7年、色々な事業内容把握・分析を経験しました。その中で、私はコンサルティング業界に属する企業で、日々お客様へ価値のあるサービスを提供しようと奮闘しています。

そこで、その経験を少しでもシェアできればと思います。

現在、日本企業において、データサイエンス組織が上手く立ち上がっている会社がまだまだ少ないと感じます。かつ、自社でも大きな組織改編を行う予定です。そこで、組織のあるべき姿を考えることが多くなってきたので、今回はそのまとめを書きます。

考える軸

まず、第一に組織は戦略に基づいて決めるべきでしょう。
そのため、組織の経営戦略によりあるべき姿が大きく異なりますので、以降の考察の前提が大きく異なることがあります。ご注意ください。

そして、組織の在り方で考えたい項目としては以下の通りです。

ヒト・モノ・カネ

過去・現在・未来

その中で、今回は現在・ヒト(組織)について集中して記載します。

もちろん、モノ・カネは考慮が必要です。例えば、カネ(費用)は事業部門持ちか、データサイエンス部門持ち、どうすべきでしょうか。

カネの扱いによって、責任の所在や本気度が変わってきます。失敗原因となりやすいのは、費用がデータサイエンス部門持ちになることです。他部門メンバーの評価が個人成果しか勘案されず、データサイエンス部門での成果が評価と連動しないため、メンバー・マネージャーが他人事になりやすいです。

モノに関しても、多くの課題があります。ただし、今回は詳しく説明しません。例えば、データ自体か、データを入れる箱か、取り扱い方かですね。具体的には、事業形態別によるデータの取得方法、データベース・BI・分析サービスの利用、データの取り扱い方(DMBOK等各種ルール)などです。

ヒトに関しては、個人・組織(チーム)の軸で考えることが可能です。個人(のスキルセット)はデータサイエンス協会が定義しているスキルレベルを参考にすればいいでしょう。

ただし、調査した結果、組織目線ではほとんどまとめられていないということがわかりました。組織の成功事例・失敗事例が世に出ることは、競合他社との比較優位確保の観点からあまりありません。特に、失敗事例は出ません。そのため、データサイエンス組織開発の知見・資料を参考に今回記載させていただきました。
※つまり、成功事例として出るような内容は、その会社の何らかの意図が含まれる可能性があるということです。

目次

まずは、組織の基本的な形を3パターンで考えていきます。

企業組織の基本構造

データサイエンス部門との企業組織とのかかわり方

データサイエンス部門の組織の在り方

メインの在り方、メインとのかかわり方、データサイエンス部門自体の在り方をパターンで分類します。
どのようなパターンを採用すべきか参考にしてください。

続いて、企業のデータサイエンス成熟度を考えます。

企業のデータサイエンス利用レベル

それを考慮しなければ、構想上は理想的な組織であっても、現実には組織構築・運用が不可能であれば無意味です。

例えば、試行錯誤を許容できるか、つまり、ミスを許容できるかどうかが問われます。
その成功には、企業文化、つまり中の人の頭の中をスッキリさせないと難しいということです。

最後に、上手くいっている企業さんの例を挙げます。

データサイエンス組織の例

個別の企業名を挙げることはしませんし、守秘義務に当てはまらないくらいの粒度でしか書けませんが・・・。

上手く行くには、成功事例を真似るより、自社が失敗事例に当てはまらないか注意して運用していくと良いでしょう。

企業組織の基本構造

最初に、企業組織の基本構造を確認していきます。
組織開発の知見がある方は、当たり前の項目となります。

  1. 職能別組織
  2. 事業部制組織
  3. マトリクス組織

職能別組織(機能別組織)


製造業での採用が多いです。高品質の製品を大量に効率よく生産するために、組織が構築されています。
前職(製造業:製薬企業)はこの形態でした。

プラス面は、部門が事業別に分かれていないため、部門内での知見の共有がしやすいことです。ただし、メンバーは多種多様な事業(製品)に対応しなければならないため、ドメイン知識の深度はどうしても浅くなる傾向にあります。

事業部制組織


カンパニー制とも呼ばれます。ウチの親会社のSIer(最近買収されました)ではコレです。私たちは、1事業部門内でいろいろしています。傾向として、製造業以外での採用が多いです。IT企業はほぼこの形態ではないでしょうか。

プラス面は、事業部ごとに経営人材を存在させる必要があるため、経営人材が育ちやすい傾向にあります。かつ、メンバーに各事業のドメイン知識が集積していくため、ニーズの変化などに合わせ素早い対応が可能になります。

マイナス面は、事業別に組織が形成されるため、技術・知識が寸断されやすく、共有が必要な場合はマネージャー以上にはコミュニケーションに負荷がかかります。ただ、事業部ごとに全然違うことを行っているとこのマイナス面を無視することが可能です。ただし、大企業である強みは生かしづらいのかもしれません。

マトリクス組織


職能別組織と事業部制組織を併せ持ったパターンです。どちらの組織の観点でも評価され得る柔軟な組織です。ただし、コミュニケーションが複数管理されるため、管理費用が増大する傾向にあります。
※日本ではあまり見ないような気がします。

以上、基本的な組織体制を説明してきました。こちらはあくまで基本形態ですので、ビジネスや現場に合わせて組み合わせや一部入れ替えをしてから組織構造として導入される企業さんがほとんどであることに注意ください。

このうち、よく採用される職能別組織または事業部制組織では、データサイエンス部門とのかかわり方が異なります。

職能別組織だと、別部門だと別世界(別会社に近い何か、必要な言葉すら違う)ですし、事業部制組織だと、別事業部は別会社です。

つまり、Yesと言ってもらう相手・人数・組織・風土が異なります。そのように、企業としての組織の在り方によってコミュニケーション方法すら違うため、この内容はデータサイエンス組織の在り方で考慮する必要があるのです。

データサイエンス部門との企業組織とのかかわり方

続いて、関係性を考えていきましょう。

今のところ採用されることが多い3種類の組織構成を説明します。

  1. 集中管理型
  2. 部門別独立型
  3. 中央集約型

もちろん、今回挙げる3種類はメジャーな方法であるだけで、あなたの会社のあるべき姿とは異なります。

さて、説明していきましょう。

集中管理型


データサイエンス部門の導入初期によくあるパターンです。

人数が少なくても導入が可能で、より多くの事業に適用する前に組織内での実績を立てるため、採用されることが多いです。

プラス面は、管理メンバーの人数が部門別独立型より少なくなります。ただし、この体制は各部門のドメイン知識の習得が難しく、協力が得にくい&分析の重要ポイントが分からないことで、成果が出しにくいです。

部門別独立型


データサイエンス組織(DS)をある部門に専属させます。

プラス面は、ドメイン知識の獲得は容易になりますし、部門の具体的な課題点が把握しやすくなります。結果、成果を出しやすくなります。

マイナス面は、分析技術の共有が難しくなりがちです。特に課題になりやすい点としては、データエンジニアリングの方針が共有されないことで、全社で共通して使えないデータベースができるという悲しい出来事が起こります。

加えて、部門別にデータサイエンス部門メンバーを割り振るため、相対的な人数が少なくなります。メンバーの昇進や昇格のコントロールが非常に難しくなり、メンバー自身の将来的なビジョンを描きにくくなると思われます。
※配属された後それ以降昇格の機会はないと見えやすく、「この仕事をずっと続けていくのか?」と思われがちです。

中央集約型


Center of Excellenceとも言われます。
データサイエンス部門の導入に成功している企業の多くはこの形態を取っていると思われます。中央集権的に行う部分と、ドメイン専門化していく部分が混在します。

上記で紹介した2つの組織のメリット、ドメイン知識の取得容易性、管理の容易性を高めます。

導入の前提として、各部門からのデータサイエンスの価値理解と、企業の体力が必要です。なぜなら、データサイエンス部門のメンバー数が10人以上と多くなり、かつチームリーダー層やコミュニケーションを統括するマネージャーも必要となってきます。

結果的に、採用・維持のコストがなかなかお高く、成果を出しやすいテック系企業の採用が多いです。

この組織ですと、機械学習エンジニアやDevOpsエンジニアの採用なども視野に入ってきます。専属で機械学習エンジニアを採用できるかどうかは、導入企業のレベル感を把握するために良い指標かもしれません。製造業でここまで揃えられる企業は中々ありません。
※機械学習エンジニアといっても、集計・BI管理などの基礎分析まで行う職種もありますのでご注意を…。

以上のように3形態を説明してきました。

私の所属する企業では、事業部制組織でかつ1事業部がデータサイエンス組織になっているため集中管理型に近いです。しかし、各事業部のうちデータサイエンス組織・研究機関を持っている事業部も存在するという複雑な構造です。

そのように、あくまでも事業の実態に合わせた組織構成が必要でしょう。

データサイエンス部門の組織の在り方

データサイエンス部門の組織在り方、つまり分業の方法を確認していきます。組織は分業の形態であり、分業が必要なければ組織は必要がないと私は考えています。

プレイヤーにはデータアナリスト(DA)、データサイエンティスト(DS)、データエンジニア(DE)が含まれます。

各プレイヤーの定義は下記の通りとします。
データアナリストは、DEが構築した分析基盤を基に、過去を理解するための分析を行います。
データサイエンティストは、生データを基に適切な分析基盤を選択して、将来を予測するための分析を行います。
データエンジニアは、分析基盤など分析インフラを構築・運用を行います。PoCが完了したプログラムの実装も行うことがあります。

データ分析の代表的なフローとして、IBMのCRISP-DMが存在します。

そちらを基に説明していきます。

垂直分業


いわゆる機能別分業です。一般的な企業で採用されることが多いです。

機能別にリーダー – プレイヤーが存在し、すべての機能を見るマネージャーが存在します。プレイヤーのレベル感に応じてタスクを割り振りやすく、未経験者の導入には適していると考えられます。かつ機能別に人員が割り振られることから、専門性の向上による効率化が起こりやすいです。

垂直分業も上手くいくと、エントリー(ジュニア)レベルの知識・技能のしきい値の増加が起こります。そのため、未経験者でも情報科学や統計学(およびそれに類する学問の)専攻者に占められやすいです。

ただし、各機能別に管理系職種が存在することとなり、手を動かす人が相対的に少なくなることから、管理コストが高まりやすいです。そのため、データサイエンス業務に価値が生まれやすいIT業界などで採用されてます。

加えて注意してほしいことは、大企業のような行き過ぎた垂直分業です。

例えば、タスクごとに作業内容を明確に定義して、工場のように処理していくような企業さんも存在していました。そうすると、効果的なデータ分析に必要となる分析要件の共有などがしづらくなり手戻りが増えること、作業が固定化されてレベルアップしないなどの課題があります。

水平分業


プロジェクトベースの組織、つまりコンサルティング業界で採用されるケースが多いです。

その中でも、並列的水平分業と直列的水平分業が存在します。

並列:チーム型

チームで1案件を進めていきます。

直列:機能リレー型

直列は製品の製造だとわかりやすいです。部品Aを作って、部品Bを作って、組み合わせて製品が完成するような工程です。

ただし、データサイエンスの業務は並列になりがちです。なぜなら、専門家部隊を作るまでコストを払っていられないが、業務はしたい要望や需要(供給)に変動があるためです。運用ルールが明文化されていれば分業は可能だと思います。

この方式ですと、メンバーはすべての機能での自走が求められます。つまり、未経験者お断りのような状況になりやすいです。現実は、プロジェクトに投入してみて上手く行く(生き残った)人はメンバーとして機能するなかなか辛い状況になりやすいです。

プラス面は、コスト計算がしやすいことです。1案件に対しどれくらいのコストをかけて、いくら売り上げがあがったか直観的にわかります。かつ、組織体制も簡単に増加・減少させることができます。案件のメンバーが増えればリーダーが増え、リーダーが増えればマネージャーが増える。メンバーが減ればその他も減らせばいい。急激な組織拡大に対応しやすい形態です。

そのように、チームの在り方として、論点が色々と考えられます。

あなたの組織はどうあるべきでしょうか?

企業のデータサイエンス利用レベル

続いて、現行の企業組織の状況を知るために、レベルを確認していきましょう。

レベル感として、多くの企業が定義を出しています。
下記はNTTデータ系列のクニエさんより

データマネジメント構想策定支援サービスより

私は、下記のように定義しました。

レベル0:データサイエンスの効果を実感する

レベル1:ルールを作って集める

レベル2:過去を理解する

レベル3:現在を理解する

レベル4:将来を予測する

事業部・職能別にレベル感が異なってもかまわないと思います。どの部署に導入するのかは、その企業の状況次第です。

現在は1~2のレベル感が多いかなと感じます。ただ、レベル0のデータサイエンスの効果を実感せずに導入実施を試みている企業さんが多いことも気になります。

導入したいから投資する・・・ではなく、他の事業・研究開発等に投資するよりデータサイエンスに見込みがあるから投資するであると成功しやすいです。
戦略ベースで実施していきたいところです。成果が出ていれば、経営陣も、各機能(営業・製造他)の管理職やメンバーも導入に前向きにならざるを得ません。

以上で出てきた論点を基に、論理的にかつ感情にも配慮して行いたいところです。「自分が従事していた大切な業務を機械に取って代わられる?ありえない。」のように、人は感情で動くものです。そこを忘れないようにしていきたいですね。

データサイエンス組織の例

下記に、実際にデータサイエンスを活用し成果を挙げている企業の例を記載します。

企業A

形態:事業部制 + 中央集約型 + 並列的水平分業
IT・エンタメの企業です。

各事業部ごとにユーザー層が異なるものの、提供するサービス自体は非常に似通ったものです。そのため、中央集約型で知見を共有しながらデータサイエンス組織を運用しています。ただ、データサイエンス業務の需要が安定しないため、並列的水平分業制を採用しています。

企業B

形態:職能別組織 + 集中管理型 + 垂直分業(並列的水平分業を含む)
研究開発を中心とした製造業です。

1つの製品により莫大な売上が見込めるため、研究開発に重点が置かれやすい業界です。提供する製品の種類も分野としてはほぼ1つであるため、ドメイン知識の深化はしやすいと考えられます。ただ、データサイエンス組織導入の初期段階のため、明確な成果を少人数で挙げなければなりません。そのため、少数の経験者をトップグループにして、集中管理型でかつ垂直分業、育成メンバーは特定の機能で並列的水平分業を行う形態が採用されています。

企業C

形態:事業部制 + 集中管理 + 外部委託
ITサービスの総合企業です。

サービスの種類が多く、かつドメインがバラバラなため、データサイエンス業務の需要も時期によって大きく異なります。そのため、少数の経験者をデータサイエンス業務の管理に当たらせ、需要に応じて外部委託を行う形態を取っています。つまり、ドメイン知識の取得は社内の経験者に任せることができ、かつ作業は外部に委託して、その管理・検証は経験者が行う形となり、社内でデータサイエンスメンバーをほとんど抱えなくていい状況です。

今後は、他のコンサルティングプロジェクト(経営、組織、人事、法務他)と同じように、こちらの形態が増えてきそうだなと思います。

さいごに

さまざまなデータサイエンス組織をまとめ、分類し、評価してきました。

一つ言えることとしては、データ分析にしても、データ分析組織にしても導入ありきで考えてはならないということです。データ分析は大企業こそ生きてくる、1%の改善が巨大なインパクトを持つ企業でこそ生きるので、中小企業で頑張っても意味がない可能性があります。最低限、過去・現状を知るためになど、あるべき姿を制限した導入方法の考慮も重要でしょう。

少しでも参考になれば、ツイッターなどで記事のシェアを行っていただけると嬉しいです。

筆者はデータ分析に関するコンサルティングを行っていますので、その他に書いて欲しい内容があればコメントを頂けると助かります!

参考図書

組織構造を考えるにあたっての名著。基本型を知ることができる貴重な本でした。

Rei-Farms Google Adsenseの売上推移(2020.09~2021.12)

Rei-Farmsの収益化を開始してから約1年。
Google Adsenseのみで売上が1万円を超えました。

全くの売上0から0→1を達成しつつ、いかに売上を拡大できたのか考察していきます。

集計の前提

・Google Adsenseのみの売上推移です。ゲーム内の課金などは集計に入っていません。
・日別の推移を集計しています。そのため、ノイズが多く含まれるデータとなります。

総計


2021年11月で売上1万円以上を達成しました。

推移

最近の日平均の売上は6~700円前後ですので、月2万円も可能かもしれません。
※現在、広告スペースを増加・削減する実験をしているため、ブレが大きくなっています。

サービスの制限(縛り)

自分でやる意味があると思えないので、下記サービスは提供しません。
こちらは、下記のしたくないことを決めるという項目に関連します。

アフィリエイト(本以外)

作者(自分)にとっては売上が上がりやすい、スキルセットが合ってるだろうというアフィリエイトですが取り扱いません。
なぜなら、その人にとって最適であるかわからないのに何を紹介してるの?頭大丈夫?的なことですね。
SEO等の検索エンジンの指標ハックで困るのはお客様だけではなく、まともなサービス提供者です。

恵まれているからこそ言えますが、他の方の注目や人生を食い物にする気はないです。
考え方の詳しくはこちらMeisyo作者がサービスを作るにあたっての考え方

転職エージェント(のアフィリエイトも含む)

こちらも、他の方の注目や人生を食い物にする気はないです。
人材紹介って、キックバック量がものすごく多いんですよね。転職無料相談で1万円とか。

私の職種である、コンサルティング、データ分析(よく言えばAIエンジニアリング)と言えば、今なお注目されるキラキラ職種かもしれません。
だからと言って、転職煽りをして、できると思わせて売上を上げるようなことはしたくありません。
合わない人にはマジで合わないですし、高学歴(修士、博士)かつ研究開発経験者は当たり前、勉強することが当たり前の職種に、普通に暮らしてきた人がついていけると思いません。
そのため、転職相談に関連する記事は書きません。

情報商材提供

同上。
現職で技術アドバイザーをしていたとしても、AI部門に対し教育研修をしていたとしても実施しません。
なぜなら、会社ごと、課題ごとに最適解が異なります。
最適解ごとに研究分野もありますし、私はその分野の研究者でもありません。
画一的に良い答えというものはないので、情報商材を作ることはほぼ無いでしょう。
むしろ、解きたい課題の教科書を買って勉強してねってスタンスです。

教室ビジネス

同上。
動画も画一的な技術論なら他の方が解説してますので、そちらをUdemyなどで入手ください。
そういったものを自分で調べられないなら、この職種や知識体系に向いてないのでは・・・とは思います。(辛辣ですね)

0→1で売上を増やすために重要なこと

1・したくないことを決める

何をするかの前に何をしないかを決めましょう。
戦略の基本は、何をしないかを決めることからです。
上で書いた通りのような内容を自分では考えていますし、何をしないかは個人的な理由で構いません。

1・売上を総和で考える

売上をKPIツリーと呼ばれる方法で、総和で考えてみましょう。

売上=ユーザー数×クリック率×単価

1. ユーザー数=Σ各サービスのユーザー数

→ サービスを増やせば総ユーザー数は増える

2. 単価=広告の質×クリック数

クリック数=1ユーザーが長時間サービスに触れているほど伸びる

→ 利用継続率が上がることで、クリック数も増える

よくまとまっている書籍はこちら。

2・ユーザーを増やす

各サービスごとにユーザーを増やせそうなことをリストアップしましょう。

・ゲーム
 ・流入元を増やす
 ・選択肢を増やす
・ブログ
 ・流入元を増やす
  ・記事の追加
   読まれそうな記事を増やす
   個人的な(≒誰も書いていない)記事の追加
  ・書き直し(リライト)
・その他
 ・Youtube等
 ・Twitterなどでの情報提供

3・クリック率を増やす

各サービスの体験を阻害しないところに、上手く置くとクリック数が増えます。

・広告設置位置の調整
・広告量の増減

4・ユーザーの単価を上げる

各サービスごとに継続を促せそうなことをリストアップしましょう。

・ゲーム
 ・ゲーム内改善
  ストーリー?ゲームプレイ自体?選手育成?
・ブログ
 ・質の向上
  書き直し(リライト)
 ・連載記事を書く
 ・読まれそうな記事を増やす

4・実行、観察

やることを決めたら、後は施策を実行するだけです。

習慣化に関しては、こちらが分量は多いです(実際にできれば効果的だが…)

観察は、どの施策が良かったかを確認して、継続するかやめるかを判断するために行います。
その判断のためにデータ分析は利用されます。データ分析はサービス提供のあくまで一部分です。

効果的な施策

これまでで特に効果があった内容は下記の通りです。

広告設置位置の調整

2021年9月に、ゲームMeisyoにて、その他より10倍以上のクリック率が出せる掲載場所を発見することができました。
その知見は、Meisyo+にも生きています。

ゲーム内改善

MeisyoからMeisyo+にて段階的にゲーム内を改善していました。
新規ユーザーの継続率が、最初期のMeisyoに比べ4倍以上になっています。その分、ユーザー数も増加し、結果的に売り上げにつながっています。

流入数を増やす

外部サイト、例えばブログランキング等のランキングサイトを利用しましょう。
ゲームは外部サイト自体があまり存在しませんが、Google広告を月1万使うより新規流入は増えます。

まとめ

今回はWebサイトの収益化を行ってみました。
1年かかりましたがうまくいって良かったです。

一番重要なことは、サービスを提供していることを忘れないということですね。
小手先でいかに上手く行かせるかよりも、自分自身が提供しているサービスは何で、その人たちにどうなってほしいか考えてから実施すると上手くいくのかもしれません。
ユーザーが明確であり、ユーザーの痛みやつらみが分かるからでしょう。

副業や独立を目指されている方も多いと思いますので、何かの助けになればありがたいです。

データ分析コンサルティング企業で学んだプロジェクトマネージャーの方法論(2)

昨今注目されているデータ分析。
データサイエンティストはすげー給与良いやんと言われ、なんだかなあと思っているれいです。意外とそんなことはない。

データ分析企業では今日も何もなくプロジェクトを進めています。

分析プロジェクトはシステム開発のプロジェクトに比べ、分析結果によってはその後の進め方が容易に変わり、プロジェクトマネージャーが上手くコントロールしないと炎上しやすい性質があります。
ただ、プロジェクトの方法論を学んだ後では、手掛けたプロジェクトは1件も炎上していません。
※炎上とは、スケジュール内で案件が完了せず人を追加してもどうにもならず、、という一般的なイメージです。

では、何を心がければ炎上しにくいのでしょうか。

お話の前提

・「未経験者を採用して鍛える」会社です
・「要件定義~分析方針決定~分析~納品まで一人称でできる人?なかなか居ないよ」な会社です
・「プロジェクトマネージャー?現場で頑張って覚えてね」な会社です
むしろ、この前提であるからこそ、他の会社でも応用可能な話になっている気がする。
つまり、潤沢な資金でスキルがある良い人を採用できる企業には当てはまりません。

プロジェクトマネージャーがすべきこと

前回の論点は社内向けだったので、社外向けも含めて書いていきます。

1. 顧客企業ごとにアカウントマネージャーを作る
2. メンバーを知ることに時間を掛ける
3. メンバーを得意なところに集中させる

前回は、いかにメンバーを生かすかを重視していました。
今回は、プロジェクトを期待値以上に成功させ、いかにお客様の案件継続意欲を引き出すかを重視しました。

*前回分
1・決めることを決める。放置しない。
2・心理的安全性を確保する
3・自分の手を動かすのは最終手段
4・自己学習時間を取ろう

1. 顧客企業ごとにアカウントマネージャーを作る

お客様、および案件のことを良く知り、各プロジェクトメンバーに対し適切な粒度感で情報を与えることができる人をアカウントマネージャーにします。
むしろ作っていない方が異常なのでは?と思われる役割ですが、ウチにはありませんでした。
(最近方針転換をし、割り振られるようになりましたとさ。)

データ分析をはじめとしたプロジェクトは、ドメイン知識や以前の案件の内容がとても重要視されます。
お客様はこちらのメンバーが全て知っていて当たり前と思っている内容ですから。
それを情報なし(または報告書だけ等)で引継ぎするのは困難です。(そもそも引継ぎルールもイマイチだったので仕方ないね)

経験上、未経験分野のドメイン知識のインプットが一番コストが高いんですよね…。

集計・基礎分析 → わかる!
KPI設計 → わかる!
機械学習 → わかる!

(例)製薬企業と国の関係の知識 → だいたいの人は知らないし、内容を見てもめちゃくちゃ複雑。
(厚労省と農水省の管轄分野が違うとか知らんがな、みたいな)

そこをプロジェクト開始後に教科書や新聞でインプットすることになると相当ツライです。
もしアカウントマネージャーが存在しない場合は・・・というと、次の人への受け渡しを簡単にするために、案件終了前にはまとめ資料を作ります。(ルールはない)
そうすることで、業界知識や分析前提をある程度理解した状態で始められるのは本当にツヨイ…。

もし、前知識があれば、、
プロジェクト開始時点で、何も工夫をしていないプロジェクトと比べて何歩もリードした状態を作れるわけです。
当たり前の結果として、プロジェクトが成功する確率は上がりますよね。

2. メンバーを知ることに時間を掛ける

この論点は、メンバーのアサイン検討段階以前から始めておいた方がよいでしょう。
こちらは次のメンバーの得意な所に集中させるにもつながります。

こちらを重視するのは、スキルセットも違う、興味もない、なんかよく分からん案件にアサインされたクソゲー→辞める(病める)を防ぐためです。
メンバーが途中で離脱すると高確率で案件が燃えます。
なぜなら、まだ内容はよく分からないけど、何となく引継ぎして・・・はいバイバイのようなことになりやすく、それを受けた人はほぼ間違いなくツライです。
新参者になっても、お客さんの期待値は下がることはないので。

まず作るべきは、メンバーごとのスキルリスト、ポートフォリオのようなものです。
(ウチには形骸化したものしかありませんでした。ただ最近、ちゃんと作るようになりました。)
そのためには、チームマネージャーがメンバーのスキルと志向を良く把握しておくことが必要になります。

スキルと志向の把握およびプロジェクトが上手くいっているチームは、メンバーとの会話(オンライン・オフライン)が非常に多いです。
私たちの場合、特にオンラインのテキトーな1on1はほぼ毎日しますし、解決できない疑問点があれば納得できるまで時間を取ります。

なぜなら、文章で正しく意思疎通をするには、前提を合わせる必要があるので、文字だけだとどうしても難しい・・・という話になります。
転職者がほとんどで、単語の意味すら違う可能性があるので。もちろん日本語です。

なぜメンバーとの会話をよくするかというと、
・そもそもよく知らない人にやりたいことを話さない
・やりたくないことを話して干されたくない

このマイナスの気持ちの払しょくという、人間の心理としては当たり前なルールで動いています。これは前回の心理的安全性を確保するに通じますね。
ここまでで、アサイン検討段階での燃える原因は防ぐことができます。

続いて、案件中にもメンバーを知る時間を取りましょう。
よく聞くのは忙しいから時間を掛けてられないよではなくて、メンバーが腹落ちした状態で仕事を進めることができるための時間を使えば、後で自分も楽になるという発想の転換が必要です。投資と同じですね。
*その分、案件開始時は時間が無くなります。普通のプロジェクトは案件終了時にキツくなるようですが。

内容を理解できず、ミスが積み重なるから案件が燃えるのであって、ミスなく仕事が進められたものの、速度が遅くて案件が燃えることは基本ありません。
そんな人は継続して案件にアサインされないし、採用も(ほとんど)されないのでOKです(現実は厳しい)
そのように、燃そうな芽すら摘み取れる状況を作っておくために、色々準備が必要ですね。

そうすることで、遅延なく(お客様の心配の種もなく)、いつもより高いパフォーマンスで納品ができると。

3. メンバーを得意なところに集中させる

案件を獲得してくるような、シニアコンサルタント(他企業で言うパートナー・シニアマネージャー他)には総合力が必要です。
ただし、アナリスト(駆け出し分析官)はそこまで求めても難しいので、得意な所に注力させたいですね。

そこで注意すべきは、(なぜかよく分からないのですが、)不得意な所を指摘して直させるように動く人が多いんですよね。
不得意な所を気を付けることはできると思います。
ただ、今指摘してすぐに直るんやったら、十年以上生きててなんで直らんねーんということですね。
指摘は工数の無駄です。苦手な所を共有してもらうならいいんですが・・・。
なぜ、金太郎飴を作ろうとするのか。僕にはよく分かりません。

得意・不得意を把握するために話もしておく、理解されている、不得意なことをしないのであまりストレスもたまらない → 辞めない
得意な所は他の人よりスピード・品質共に高い → イイネ
足りないところは? → 他のメンバーがおるじゃろ

以上のことを考え、品質をいかに高め、継続意欲に訴求する材料を作るかを考えた時に上記3点は非常に効果的です。

話は変わりますが、人材育成やプロジェクト品質の評価は非常に難しく、何となくの感想や思い込みで決まることもままあるのではないか?と考えています。

人材育成に関しても、重要だと言われている割には各論のKPIは論じられることがありません。
それらに関連して、業務の効率化といって適当に仕事を進める(進めているように見せる)ことや外に仕事をリリースしているだけみたいな、それを担っている企業・担当者には謎の作業だけが押し付けられることがままあります。
私は、何となく案件を上手くいっているように見せて、担当者個々人の能力の伸びを阻害していることは社会にとって損失だと考えています。

良い文があったので載せておきます。

こうして短期志向の、しかも金銭的インセンティブに敏感に反応する労働力を用いることで、とりあえずの問題解決は達成されるはずである。しかし、これは個々の企業が行う「短期的な対処法」であって、社会全体としては何も問題の解決になっていないという点に注意が必要である。実際には多くの企業が、社内の人材に対して「つまらない仕事」を押し付けることができず、後腐れのない短期雇用の人間に「つまらない仕事」を任せたり、下請け会社にアウトソースしたりする。こうして社内の融和は保たれるが、世の中には、通常の仕事よりも若干時給が高めに見えるアルバイト&フリーター向けの仕事が作り出されることになる。
若い時期に学習余地の少ない仕事を短期で渡り歩く人々が多数出現する社会が長期的にも本当に豊かな社会として維持できるのか否か、よく考えないとならないだろう。
(組織デザイン 沼上幹)

上記、2004年に書かれた本の内容にしては先見の明があるというか・・・派遣法改正による派遣労働者の増加をはじめ、実態は派遣である高単価に見えるフリーランス希望者の増加も、日本が弱くなる由々しき問題かと思います。

将来の利益を食って、「今は大丈夫」・・・そして「いい人が居ない」「人材不足だ!」へ。当然ですね。
そこ辺りを解決する方法がないかなーと思ってます。

続いて、最近の案件内容をつらつらと書いていきます。

最近の案件(2021.4~2021.11)

PoC倒れにならず、ほぼ継続が取れている。
むしろ追加発注があって、仕事できる人が足りずに大いに困っている。ワイも現場に駆り出されているレベル。

船舶AIPoC(続き)

プロジェクトから外れていましたが、途中経過で対外発表をできる成果がでました。やったぜ。完全に、有能データサイエンティストの個人プレイ&成功だったので感謝してます。

その分、人材育成は難しいな…ということを実感してます。
機器の異常検知は難しいワヨ

アーケードゲーム分析

人気アーケードゲーム分析をPM。
意外とMAU(月のUU数)が居た。MAUはソシャゲ中堅レベルだけど、1プレイ=売上なのが強いな・・・という売り上げ規模。
コロナでめっちゃ売上落ちてたのが辛そうだった。

お客様には課題感は複数あるものの、個別に定量化できていなかったのでとても助かっていた様子。
ROIが見込めると優先順位も付けられる。価値のある分析となりました。

アナリストさん・ワイは別々であるものの、実地調査を行ってユーザー体験の確認を行っていたことも非常に効果的だった様子。
* 当たり前ですが、現地調査は自分自身で行います。調査が無ければ現場感のある結果・提案にならないので。ただ、案件ごとに毎度現地調査している人は多くなさそうではある…

高額家電広告効果検証

結論、ある高額家電の顧客は広告で認知して、欲しいなあと思って公式サイトを眺め、季節性のある時期は(お金がないのか?購買タイミングでないと思っているのか?)無視して(お金がある)ボーナスの時に買う。ということが示されてしまった検証。

蚊取り線香みたいに商品に季節性があるのに、欲しいその時には買わないんやな・・・ワイなら即購入しそうやという感想でした。
お客さんの中ではインテリアや他の高級家具と同じ扱いになってそう。

コンシューマーゲーム広告効果検証

必要な広告と不要な広告の優先順位を決めよう
↓
できた
↓
お客様:効果の定量化できる?
↓
担当者:どうしたらええんですか
ワイ:この手法じゃ無理というか、できたらだれも苦労しないよ。そう考えて、こういう方針はどう?
担当者:解決策考えてきたで
ワイ:ありがとう。指摘点はごく少数だからそこを直したらOK。あとはお客さん調整してクレメンス・・・
↓
お客様:やっぱそうっすよねー
担当者:よかったセーフ(今ココ)

小売り新規出店売上予測

途中からアナリストで入った案件。
結果、会社の提案資料の事例になった。やったぜ。
・・・とはいえお客様には採用されなかったことが悔やまれる。色々遅すぎた。
新米アナリストさんに評価指標等々の要件定義を全て任せられる訳ないやろ・・・(‘A`)とはいえこれは組織の問題なので個人起因ではないのである。仕事は間違いなくしやすかった。

顧客企業からの出向者のデータ分析研修(ゲーム)

継続していただいている案件の顧客企業から、担当者さんが3か月教育研修を受けにいらっしゃいました。その研修の主担当してました。楽しかったです。
教育に力を入れていたら、基本的な内容については教えられることは終わった。やっぱり、ゲーム業界のプロデューサーをはじめとした勤続10年近くの業務経験者は強いや・・・。

研修後、社内からは手強い質問をするお客様(教育研修受講者)が増えたので、資料のレベル感を常に上げざるを得ず、ちょっと困ったとの言葉も。
良いことなのか悪いことなのか。

製薬企業 データ分析部門メンバーの機械学習内製化研修

こちらでも教育担当になりました。新卒メンバーも含めてでなかなか難しかった・・・。新卒の方がコミュニケーションを自発的に取れるようになったのがGoodポイント。

ついでに、社内に知見をインプットする資料を作っておいた。なぜなら、以前からの知見はあるがまとめた資料が残っていなかったので。
今後は他業界の教育研修案件に対しても割と楽になるはず。今立ち上げ期の組織が多いから、かなり需要がありそうなんだよなコレ・・・

個人的には、医療系データのデータ抽出が大変すぎてびっくりした。
テーブルデータをたった1つ作るのに、SQLを20種類も使わないと出せないのは正直しんどい。
詳細要件の定義も製薬企業の熟練者に全然追いつけん・・・うぐぐ(悲しい)。

最近の提案(2021.4~2021.11)

最近営業の提案書を作成するようになった。
最終的な成約率は割と高い(と思っている)が、初期の要件整理(自分は担当ではない)があやふやで「ん?」となることが多いのでそこをどうにかしたい。

ただ、申し訳ないですが、守秘義務があるのでタイトルだけの開示です。
ホント業界・内容が色々あるし、要件が上手く整理されていないことが多いので、上手く整理して要件にまとめられることに価値があるのは間違いない。
お客様の期待値をいかにコントロールするかが重要でしたとさ。

DX方針策定のための情報共有・提案

データ分析文化浸透のための方法論提案

金融不正検知分析提案

業務最適化のための強化学習PoC提案

船舶移動日数予測分析提案

BtoBイベントスペースサイト分析提案

小売り新商品注文率予測等提案

製薬企業 分析部門アウトソーシングに対する提案

ちょっと困ることとしては、提案書に書かれていないことに営業さん自ら言及して、お客さんの期待値を上げないで欲しい・・・

まとめ

今回は、社外向けの品質担保について書いていきました。
プロジェクトは一過性のものですが、気を付けるべき論点を整理していれば炎上は防げると思ってます。

なかなか・・・思い通りに行かないことが多いですが、少しずつ進められるといいですね♪

自分自身の課題としては、下記ですかね。
・案件内容への価値の訴求が弱い。
 数値、理論、現場のつらみを示せばだいたい通ると思ってるのが不味い。
 重要視していることを雰囲気から読み取ること、難しい。
・「俺は分かっていると思っている、実は正しくないと考えられる案を持っている人」を説得することが難しい。
 特に強権的な人は難しい。社内でもそう。
 コミュニケーション能力の欠如?そうかもね。
・調整能力
 社内の合意形成、根回しにそんなに時間かける必要あるか~?と思うけど、それが当たり前のようだ。ウムム。

まとめると、説得力が足りない、常識とのズレを感じるかな。

まえ

データ分析コンサルティング企業で学んだプロジェクトマネージャーの方法論(1)

2021年おすすめ書籍11選と書評

前回の書評、コンサルへの転職1年半で読んだ本90冊とその書評より1年少々経過しました。
以前より本の数を減らして書評を記載します。この1年で少なくとも50冊くらいは読んでいるので読書量が減ったわけではなく、内容が多すぎると読むのが辛そうという配慮です。

私が所属する分析コンサルティングの会社を会社と記載しています。ご注意ください。

読み物


生命とは何か?ノーベル賞受賞者である著者がどのように研究を進めたか、どのように声明を考えているかが分かる良書。
生命科学系を先行していた方は、「昔から実験方法は変わってないんやな」と少し懐かしくなるかもしれません。


人の認知を分析的に記載した本。
機械学習分野の方は読んだ方がよいかもしれません。
人の発達段階によって採用されている認知モデル数・使用確率分布が異なった結果、モノの見え方が変わるなど、かなり良質なヒントが各所にちりばめられているように思います。


商品の特徴という、ふわっとしていて定量的でないものを数値に落とし込むための方法論。
今後製品のマーケティング分野では重要視されそうだが、今のところほとんどが数字の管理に終始しているようである。

データ分析


網羅的にデータ分析の基本が乗っている良書。
何度読んでもよいもの。特に初心者におすすめです。


気になる方は、以前書いた効果検証はだいたい間違っているをご覧ください。
ホント知らない人はよく間違うんですよね。おすすめです。


現在取組中。
機械学習の実応用に必須の考え方で、成功率を高めるための具体的な流れが記載されている。
ホントは会社のメンバー全員に読んで欲しいレベル。

機械学習


機械学習を1からゴリゴリコーディングする1冊。かなり力が付く。
Pythonの記法がわかっていれば、これだけで(会社の案件では)十分に対応できる。


教師あり学習、教師なし学習はよく目にするものの・・・。
1から手を動かして学びたい人におすすめ。
学んだ理由としては、会社の案件で、某社のある部門の業務を強化学習の理論をベースとして再設計するようなものがあったため。
大企業の機械学習に本格的に取り組むのレベル違い、本気度を見ました。
1つの部門を実験台にするなんて・・・(汗)とはいえ、挑戦を大切にする会社なので意図はよく分かります。


納品して「ハイ終わりー」なAIプログラムが多いです。
私はそれをすごく課題だと思っています。
今後フリーランスがさらに増え、適当な納品が多くなりそう・・・そしてそのお守りをするコストだけが膨らむ。。
機械学習の品質保証分野におけるさきがけの書籍になりそうですね。

マネジメント・リーダー論


実務でもよく見る行動。それは良くないよと思いつつも見過ごしかねない内容。
エンジニアをアナリストと読み替え、内省のために使います。


・2021/11 戦略の思考法
・2021/09 マーケティングにAIを実装する
・2021/07 バーンアウトの処方箋
・2021/03 人を活かすマネジメント
・2020/10 パーパスブランディング
定期購読がおすすめ。
興味に対する当たりはずれ感はあるものの、はずれでもざっと目を通しておく価値はある。
具体的に何に困っているのか、高品質の知見を得ることができる。
とはいえ、ここまでキレイな知見だと、実案件にみられるような辛さは見えてこないかもしれません。

以上です。
○○を知りたいんだけど、いい本ないかな?等の質問があればお答えしますので、コメントをお願いします~。
それでは~(^^ノ

つづき:
コンサルティング・AI技術のおすすめ書籍(2021年締め版)

とあるクリエイターのつぶやき

私は、一緒に働く人に対して期待していない。
そう書くと非常に冷たく感じるだろう。

ただ、よく考えてみてほしい。

意見(自分の世界)があって…
スキルがあって…
意思を貫く強さ持っていて…
気遣いができて..
そのような人は中々存在しないだろう。

ところで、あなたの会社の人を思い浮かべてほしい。
できる人は、自分の世界を持っていないだろうか?

私は短いながらも管理職の経験がある。
できる人には、一人の人間の厳然たる個性があるのだ。

ある日、できる人を発生させるには、個性を発揮できるような環境が存在する必要があるのではないかという着想を得た。
どこでも優秀である人はまれに存在するが、周りの環境を自分の思った通りに整備してしまうからだろう。

だから、意志を持つ今はか弱き人を、自分を赦そう。

なぜ我々は、傷付く心を恐れ、仕事の場にそれはふさわしくないと思うのだろうか。一つの理由として、自分の本当の姿を知られたり、無防備で傷つきやすい面を察知されたりしたら、そこに付け込まれるのではないかと恐れるからだ。しかし、「厳しい上司と親切な上司、どちらが成果につながるか」と題する拙文にも書いたように、「溺れたくなければ泳ぎ続けろ」という古い発想よりも、思いやりのほうが人を遠くまで進ませるのだ。
“What Bossed Gain by Being Vulnerable.” HBR.org, December 11, 2014.

その意志は無理して発露するものではないし、強要して弱みを見せさせれば良いというわけではない。
どうしたいか、どうすべきか、全ては彼らの手にかかっている。

旧来の日本の会社ではそのようなことは認められていない。
感情や好奇心の発露は、他社に、世界に目を向けさせ、現状を認識させてしまうからである。
過去の統治体制では、自分で考えること自体の禁止は良く行われていた。

現在の会社では、それが認められている。
そこで、私はある工夫を加えた。

自分の弱さを認め、他の強さを認めること、その人をそのまま認めることだ。

仕事が楽しくなくていい、義務感で働いていてもいい。
どのように仕事に付き合いたいのか、どう生きたいか、
その人に雑談をして、聞いて、答える。

今後どの技術を勉強したらリターンが多そうなのか、転職するならどこが良いかまでも聞かれる…それは自分で考えるべきでは、というところまで。比較するとその人より技術動向が遠くまで見えていることがあるから、まあいいんだけども。

そうすることで、自分で考え、進むべき道を選んでいるがゆえに、成長が他のチームに比べ非常に早い。
その結果、今の会社では高評価をいただいている。
もちろん、よい人をチームに採用するということも大切だ。

ただ、それは自分一人の力ではできない。
メンバー自身の力を発揮できるよう助けることが、マネージャーの役割であろう。

その思考方法に対して、折り合いがつかなければ別れることも仕方がない。
それはよく分かっている。

そこで話は変わるが、ある人に私は執着していた。
いや、今もしているかもしれない。
その人の才能や生き方、自分にないモノに惹かれていたからだろう。

その人に少しでもプラスになるなら、いくら時間を掛けてもいいし、その人がしたいことを達成できるなら、キャリアがどうなっても良かった。
周りから見ればかなり重い気持ちなのは分かる。

そして、その人の気遣いは(たまに)わかるけども、本質的にあまりわからなかった。
その原因は、私は他の人と、その人と常識が違うからだろう。

私の前提として、常識は思い込みにすぎないし、自分を更新するのは当たり前だった。
世界には絶対的に正しいものなんかない(という思い込み)もあった。

私にはネガティブな感情で言うと「すごいな、この人みたいにうまくなりたいな」という良性の妬みはあるが、人を追い落とそうと思ったことはなかった。
なぜなら、私にはいくらでも席は定義できるものだからである。
ポジションが硬直した会社に、私が存在する意味はないし、そこは苦手な環境だ。

それと、(よく勘違いされるが)何も考えていない能天気な人間である。
性善説で生きていて、「なんかすごく上手くいってる気がする!いいね!」みたいなおおざっぱな世界認識をしている節もある。

そのように、自分の得意なコトと性質を知っているからこそ、そういう位置取りができる。
ただ、そうしなければ何も手に入れられなかった苦い経験がある。

スポーツではだいぶ干されていたし、男女どちらでもない自分がいる。

スポーツは苦手だった。
かつ、適切な指導を受けることができなかった。
かつ、唯一得意なポジションを根回しで奪われ、それ以降試合にはほぼ出場できなかったことすらある。

苦手だった理由は今ではわかるが、適切な指導が受けられなかった理由もわかる。
最後の一つは、スポーツだけではなく、組織のポジション自体への疑念を抱かせた一つのきっかけだった。

できない人は何ができていないから、上手くできないかわからない。
かつ、下手だから信頼資産も無く、内容を聞いてもまともに取り合ってもらったことがない。
だから、他人に聞かなくなるし、自分でどうにかしようとしてもうまくいかない。

話を戻そう。
人を生かすような動きは非常に難しいし、上手く行っている人たち同士でも考え方が違うだろう。

私は、今の仕事をするまではどのフィールドでも基本スペックでは一番になれなかった、だからこそ自分の強みを見出すしかなかった。
ただ、運よく仕事ではうまくいく資質を持っていた。
それゆえ、私は人の弱さも知り、強さも知っている総合力が強みだ。

例えば、一般的に信奉されている、知識として○○を知っている、××を使いこなせるは普遍的な強みではないと考えている。
それをより一般化した、傾向や性質の理解が普遍的な強みであると考えている。

あとは、自分の特定集団への帰属意識(アイデンティティ)も薄弱だった。
私は他の人(男の友達他)が言うような、人を、女の人だけを好きになることはなかった。
人を好きになることに対して性別の壁がなかった。
私はどちらでもなかったのだ。

前述の人には強さ、ある意味男らしさで惹かれたのだろう。
強固な思い込み、自分が持ちえなかったアイデンティティ、そしてあの細部まで気にして覚えられる才能。

本当は一緒に居たい。
あの人らしさを応援していたい。
ただ、その人はそれを望まないのかもしれない。

そのように、変えられない、どうしようもないことだってある。
他人は変えられないからこそ、自分の未熟な認識を変えていくしかない。
だいたい、自分の認識は50%当たってるかどうかもわからないくらいの認識だ。

ただ、自分はモノを、ルールを、意見を作る人でありたい。
そして、まだ見ぬ才能を見出し、育てたい。
そこには誰の助けも期待していない。
ただ、自分がやるだけだ。

仮説は違和感から生まれる

仮説立案には違和感が必要です。

こんばんは~(^^
現在制作している野球ゲーム(Meisyo+)では、強い選手を集めたら勝てるというソシャゲあるあるなスキームを崩すために、物理演算を使用しています。
結果的に誰も最適な解が分からないことが、ゲームの奥深さを作るであろうということで、、作者の私も現行最強となる答えは分かりません。ユーザーにボロ負けします。orz

今のところ、作ったモノを検証しつつ、おかしなところを直しています。
その中で守備計算の見直しを行っていました。

今回の題材は打球が一定の速度で打ち出された(BV:ボールベクトルが固定の)ときに、どこ速度付近でアウトになりうるかです。
今回はポジションをセンターのみ対象にしています。

Xは固定して、Y(上に向かう速度)とZ(センター側に向かう速度)を正規分布させて、ヒット or アウトを測定してみました。

※重力加速度は9.81、空気抵抗を加味した演算を行っています。

X、Zのイメージは下記の通りです。単位はm/sです。

何か・・・おかしくないか?

なぜかというと、野球をやっている人には分かると思いますが、ポップフライやライナーは打球速度が変わります。
ポップフライはYが多く、滞空時間は比較的長めです。
ライナーはYが少なく、滞空時間は比較的少なめです。

図によると、それが存在しない・・・のかな?

図に付けた赤〇のところに、ポップフライっぽいものが出てきてもいいような気がします・・・。

何かがおかしいようですね。

今回、おかしいなと思ったのは数字から見るとポップフライが存在しないからです。
野球を知らない人にこの話をしてもなかなか通じないとは思います。
このように、なんとな~くで数字を見ていても違和感は(ほぼ)生まれません。

仮説を立てられないな・・・という人は、その世界にまずは思いっきり没頭してみてください。
何も考えずに楽しんでみてください。

楽しいからこそ引っかかりがあるのです。「楽しかったのに、アレ?どうしてだろう?」と。
そこからが本番です。

まずは、データを見ずに楽しむことから、仮説立案は始まります。