【特許実務ツール】Autodetectの紹介

データ分析(統計学、人工知能関連)業界に居る以上、知財および特許と業務は切っても切れない関係にあります。

今回は、特許実務を楽にするためのツールを作成しましたので紹介します。
技術の内容として下記を採用し、プログラミング言語Pythonをベースに、CLIツールにしています。
・Webスクレイピング(Selenium)
・エクセル加工(OpenExcel)
・自然言語処理(レーベンシュタイン距離、ルールベース)

なお、Webツールにするかどうかは検討中です。

作成にあたって

今回作成のメインとなったのはA-z.さんです。下記ブログでAutodetectを紹介していただきました。
【特許実務ツール】Autodetectのご紹介(特許実務の集約を目指す from A to Z for IP)

具体的には、業務の言語化 → 問題設定 → 要件定義 → アウトプットイメージ作成等、重要なことにはほぼすべて携わってもらっています。
特許事務所所属の弁理士さんで特許実務を分かっていて、言語処理能力が高く、明快な方なので非常にやりやすかった。
むしろ実務で一緒にやってほしいレベル・・・なかなか居ないです。

課題感としても、データ分析業界にも通用する専門家としての価値はどこにあるかに真剣に向き合っている方です。
ブログ(特許実務の集約を目指す from A to Z for IP)も面白いのでぜひご覧ください。

僕自身、専門家の価値を考えることは多いですし、よくいるモデリングの専門のデータサイエンティストはそろそろ不要じゃないかなと思います。
モデリング自体はAutoMLでだいたいどうにかなるなということは実務で証明しているので、僕のスキルとして技術を理解した要件定義や営業部分を強化しています。技術は利用にあたって前提が多くあるので、ビジネスの要件に合わせて技術を選定しなければならないんですが・・・なかなか難しいです。
○○が達成されたら不要になる専門家ってただの作業者では?とも。

僕の役割のメインはコーディングでした。
コードは下記に存在します。
Github: AutoDetectOdp_by_Selenium
特許実務をヒアリングしつつ、特許情報プラットフォームであるPatent ScopeやJ-platpatのWebサイトをスクレイピングするために、色々と工夫をしていました。

特に、難しかったのは、読み取り品質を保ったままのシステム運用でした。
・Webサイトの随所に更新が頻繁にある
・サイト内の構文が一致しない。変わる、ズレる。
・サイト内で部分的な読み取りができないところが多い。
・メンテナンスが多い。(夜はほとんど使えない)

データ分析業界においても、データ収集のためのWebスクレイピングの需要は少なからずあります。
ただ、実務では専門の業者さんに依頼して実行してもらうことが多いです。

実際やってみるとわかりました。
スキル要件は高いわりにこれは虚無い…と

具体的には、何が正しくて何が間違っているかが分かりにくいけど変更が多いことが難しかったですね。
・HTML、CSS、JavaScript(その他フレームワーク)などWeb制作の知識が必要なわりに、サイト内に1つでも変更があると動かない。
・1週間に1変更は必ずある。どこが変更されるかわからない。
・読み込み不良なのか、システムの変更なのかがわからない。
・ダウンロードできるはずの資料がなぜか存在しないので、ダウンロードしようとしたAutodetectがフリーズする。

僕は偶然、Webサイトの制作を昔からしているので簡単に対応できましたが、よくいるPython専門のDSさんだと、Web制作系の言語の学習コストがかなり高そうな印象でした。HTML・CSS・JavaScriptが組み合わさると構文理解がさらに難しくなりますし。
読み込み先のシステムが不安定なので、いつ読み込み不良が起きるかも分かりませんでした。

結果的に、そういったところも加味して作業を勧めつつ、Autodetectの読み込み部分は完成できたので良かったと思います。
技術的にも、ある程度Webスクレイピングの基礎を理解できましたし、応用先(WebサービスのUI自動テスト)もありますし良かったかなと思います。

今後について

データの取得は自動で気にできるようになったので、構文解析をしようと思っています。
構文解析にも、A-z.さんの中で多くの課題があるようなのでまずはその理解から始めます。

Pytorch LightningでカンタンにBERTを使えるようですし、BERTは実務においても文書のグルーピングや正しそうな文書探しができることはわかっています。
また続報があれば書きますので、乞うご期待。

データ分析コンサルティング企業で学んだプロジェクトマネージャーの方法論(1)

昨今注目されているデータ分析。
機械学習、統計学で自動化、人を超える・・・等、メディアではキラキラしてるところばかり切り取られて、なんだかなあと思っているれいです。

データ分析企業では今日も何もなくプロジェクトが進んでいます。

分析プロジェクトはシステム開発のプロジェクトに比べ、分析結果によってはその後の進め方の変化が大きくなり、プロジェクトマネージャーが上手くコントロールしないと炎上しやすい性質があります。
ただ、プロジェクトの方法論を学んだ後では、手掛けたプロジェクトは1件も炎上していません。
※炎上とは、スケジュール内で案件が完了せず人を追加してもどうにもならず、、という一般的なイメージです。

では、何を心がければ炎上しにくいのでしょうか。

お話の前提

・「未経験者を採用して鍛える」会社です
・「要件定義~分析方針決定~分析~納品まで一人称でできる人?なかなか居ないよ」な会社です
・「プロジェクトマネージャー?現場で頑張って覚えてね」な会社です
むしろ、この前提であるからこそ、他の会社でも応用可能な話になっている気がする。
つまり、潤沢な資金でスキルがある良い人を採用できる企業には当てはまりません。

プロジェクトマネージャーがすべきこと

まとめると、下記の4点です。
1・決めることを決める。放置しない。
2・心理的安全性を確保する
3・自分の手を動かすのは最終手段
4・自己学習時間を取ろう

論点は、コンサルティング会社の社内です。
プロジェクトメンバーとの関係性をいかにうまく作るかに注力することになります。
ここ辺りができている人はそう多くありません…。私もそうですね。

なぜここを重視するかというと、プロジェクトの完遂にはメンバーの自走が必要だからです。
目標が設定されていて、案件内容を理解しているPMに対して自分の意見が言えて、(通常の範囲内の)責任を持って仕事ができる。
成功する・しないはメンバー自身に委ねられるものの、走りにくさはない状態を目指します。

1・決めることを決める。放置しない。

案件の5W1H、ゴール、スケジュール、役割分担、タスクの5W1H…などなど、プロジェクトには決めるべきことがあります。

決まっていない事項自体がわからないことが一番炎上しやすいパターンです。
他の方(含む昔の自分)の行動を観察している限り、何となくフワッと仕事をしていることが割とありますね。それが炎上の種です。決めてください。

あとはコミュニケーションの問題です。
組織が違う場合、言葉の定義が全く違う場合があるので注意が必要です。
コミュニケーションしているつもりが一番厄介ですね。

ちなみに、決めることは、しなくていいことも決めることができるので、決めていれば気が楽なんですよね。
PMBOKで定義されているようなトップダウン型のプロジェクトなら良いですが、分析プロジェクトはボトムアップ型も多くパターンに当てはまりません。
そのため、プロジェクトごとに最適解が異なるように思われます。
きっちりとしたプロジェクトマネジメントと言えるのか、言えないのではないかと自問自答していますね。

2・心理的安全性を確保する

プロジェクトメンバー間ではちょっとふざけた話ができるくらいにはなりましょう。
手を動かす速度や時間より、まずは安心してプロジェクトに取り組める場所を作りましょう。

そして、問題があっても悪いのは全て気づかなかった私です・・・そんなスタンスです。
プロジェクトの責任者は私です。タスクの割り振りも含め、責任は私にあります。
あとは、最後にケツを持てるように準備しておきました。
作業も報告も巻き取りは可能ですし、1時間の報告ほとんどを実際に巻き取ったこともあります。

ミスするのは当たり前なんだから、もっとミスしていい。予備戦力として私が居る。くらいは言いたい(し、実際できるようにしないとマズい)ですね。

3・自分の手を動かすのは最終手段

PMが手を動かすのは止めましょう。できる限り。
自分で手を動かすとその場はしのげたように見えますが、それが常態化しやすいです。

ただし、人には苦手分野や苦手なタイミングがあります。
ある程度ルールが決まった中で効率よく作業をこなすことができるのは高学歴の方に多いです。
ただ、何もルールが決まっておらず、何をしていいかわからない場合は手や頭が固まる人が居ます。
その時は巻き取りましょう。
定期的にコミュニケーションを取っていれば、その人の何となく苦手な分野は分かってくるのではないでしょうか。
僕は本人に行動観察+仮説ベースで聞きますけど。それはなかなかできないですよね。

4・自己学習時間を取ろう

プロジェクトはタスクを決めていれば順調に進んでいきます。
そこで重要なのは自己学習時間です。

1点の曇りもなく、プロジェクトの歴史や技術の説明をできるように自己学習しましょう。
資料は階層立てて保存して、これを順々に見ればわかる構造にまとめておくだけでOKです。
自分のイメージ感がわかない作業には、フワッとしたタスク切り出しをしやすいです。
具体的なドメイン知識はなくとも、作業イメージだけは持てるようなレベルで学んでおきましょう。

これまでの経験

上記のように、プロジェクトを上手く進めるコツは何となくわかってきました。
ではそれを実体験で学ぶにはどうしたらいいのか?と言うことが気になりますよね。

まずは、体験できる場に自分の身を移さないといけませんが、これは具体的な方法は割愛します。

プロジェクトマネージャーの直下で仕事ができる場合は、徹底的に真似ましょう。
自分のオリジナルの方法なんて全く不要です。
所作、言葉遣い、タスクの設定方法、、etc。

上手く行かない部分も含めて、真似てみましょう。
なぜうまくいかないのか、自分で行ってみて上手く行くようになった後から、オリジナルを考えてみてください。

では、実際に手掛けたプロジェクトを紹介します。
意外と多分野に渡っていて楽しそうですね♪

プロジェクト内容

期間:2021.01~2021.03

【長期PJ】
1・ゲーム データ分析・運営方針改善
長期的に仕事を請け負うようになった顧客での、対象タイトルが2~3か月に1回位変更されるデータ分析案件。
因果推論や仮説検証などちょっと高度な統計学的手法を使うこともあれば、網羅的な探索的データ分析も行うことがありました。
結論、担当者さんに理解があるとやりやすい。そのためには、そのゲームや業界自体がどうあるべきか話せるレベルになりたいところ。

2・ゲーム データ分析レポーティング
定期的に上がってくるレポート(バッチ処理で自動化されたSQL抽出)への考察付記をメインに、その時々のイベントがあるのでそれに対するデータ分析を行っている。
結論、Jenkinsさん(自動化)はマジ神。

3・エンタメ 新規分析分野での総合コンサルティング
マーケティングデータが十分にあるので、データ分析をして売上を伸ばしたいとの要望。
そもそものデータがおかしかったので、よくよく調べてみると分析基盤の設計がおかしかった。そのため、再度要件の設定等を行った。
結論、誰にどう使われるか決めていないデータベースはヤバイ。

4・エンタメ 新規分析分野でのデータ分析
スーパーマーケット等リアルデータに近いデータ分析。
データ定義書などがなかった、かつデータの取得要件などの資料も散逸していたのでヒアリングや過去の知見自体の検証をしました。たのしかったです。
結論、資料を残さないと次の人は意味不明でしぬ。

5・エンタメ 長期売上予測モデル構築
R&D要素が強いECのマーケティングオートメーション案件。一言で言えば、反実仮想を機械学習モデルに学習させる案件。
機械学習エンジニアっぽく動いたので知識・技術がたまった。時系列ムズい・・が、精度は人間レベルまで行った。
結論、データの生成過程を考えてモデルを作りましょう。それと、時系列×大量のデータ=深層学習が最適解とは限らない。

【短期PJ】
1・金融 最適金利予測モデル構築
モデル構築のはずがツール構築も行った案件。めっちゃ専門用語が多彩で理解が辛かった。
Googleのサービスを使えば、サーバーサイドの知識を使わずに機械学習モデルの実運用が可能になることを知った。すげえや。
結論、ドメイン知識が少ないと適切な要件整理が難しい。

2・メディア 分析部門改善
分析部門の業務フローなどを改善しようとしたら・・あまりできなかった案件。
大企業のマンパワーをフル活用しててすごい&優秀なマネージャーが居ると強いなあと思った。
ただ、どうもデータ分析は業務の役割分担を進めれば進めるほど、、成果が出にくいのかも知れないというジレンマを感じた。人が介在すればするほどコミュニケーションコストばかり増えていく。
現職は、アドホックな分析メイン&チーム数・人数を拡張し続けているので組織構成が決まらないのが弱点だなあ。
結論、現状認識のズレって補正が難しい。社外ももちろんだけど、社内もね。

3・海洋系 AI開発方針設定・第一号Poc実施
営業サイドで要件が何も決まっていないにもかかわらず、後よろしくをされた案件。一番炎上に近かった案件。
炎上が防げたのは、プロジェクトメンバーが内容を決めれば手が早かったこと(内容を決めるのは苦手・・というより経験がないから無理やろ)、顧客企業の担当者&メンバーの案件への熱量が高かったこと。
内容を決めきれれば、あそこまで話が早く進むのはめっちゃ楽。
結論、タフな現場こそ力がつく!AI開発に重要なのは現状認識。あとは組織間コミュニケーションとそのコストだなあ。

これまでの失敗経験

では、失敗体験がなかったのかと言うとそうではありません。

特に2・心理的安全性を確保するは大失敗して、部下が辞めました。ハイ。

失敗する以前のチームメンバーは、新人研修で既に何かに優れている人を理由を付けて持ってくるというパワーを使った方法を使って集めていました。
そりゃ何もしなくても成功するし、30~40人規模の会社に入ってくるような人はハングリー精神もある。
失敗する理由がない。

ところが、その人はそうではなかった。
僕より経験をすごく長く、大手企業でデータ分析経験を持つ人だった。役職もマネージャー候補で雇っていたはず。
じゃあ仕事の流れを一通り・・・と言うところで、教育してくださいってことでカンタンに受けた。

結局、想定していたレベルに到達していないように思ったので、思いっきり詰めてしまった。ハイパーに。
「求めているレベルには○○が足りない」「Yes/Noを先に言え」「事実だけ言え」「事実・考察・感想を分けろ」等々。
まあ辞めるわな・・・申し訳ない。

そのように、自分の意向に沿わない人を理論で詰めていたってことを気付きました。
そういった失敗体験があるので、今後も注意していきたいですね。。

そうなったのも、下記3点の理由があります。
(1)僕自身が前職で外資製薬企業に居て、知らず知らずのうちにコミュニケーションが機械的、ドライだったこと
(2)前職では管理者研修やPM研修も受けさせてもらったこともあって理論面である程度自信を持っていたこと
(3)議論するのが当たり前だと思っていたこと

現実問題、そんな前提を持ってる人がほとんどいなかった(;^o^)

というわけでコミュニケーションは苦手ながらも大切にしています。
皆さんもぜひ、自分の前提知識を理解しながら仕事を進めていってください!

これにて、プロジェクトマネージャーの方法論(1)は終了します。ありがとうございました。

つづき

データ分析コンサルティング企業で学んだプロジェクトマネージャーの方法論(2)

Google検索があるから勉強しなくていいとは「言えない」理由

検索技術が進歩し、知らないことはググって解決が多くなってきました。
日常生活は便利になりましたが、技術や学問を学ぶ際にはそれは正しいのでしょうか。

結論から言うと、間違っています。
理由としては、未知の専門分野でWebの記述が正しいことを判断できるのか答えてみてください。

具体的にいうと、機械学習の関連技術(特にプログラムのコーディング)は間違った解釈が溢れています。
対して、注目されていない技術は検索であまりヒットしません。

具体例を挙げると、、
注目されている技術を機械学習->決定木モデル->XGBoostとします。
Google検索(日本)で約140万件の記事がヒットします。

注目されていない技術分野を統計的因果推論とします。
約37万件の記事がヒットします。

つまり1つの技術(学問)分野より、機械学習のモデルの一つの方が検索でのヒット数が多い状態です。

深堀りをすると、統計的因果推論の割と有名な1つの手法を検索します。
「統計的因果推論 傾向スコア 層別」とすると1.5万件ヒットします。
さて、この記事数の中で、あなたは正しい記事を見つけることができるのでしょうか。

さらに専門的に、
「direct lingam 統計的因果探索」とすると・・・約900件。
このモデルは因果方向を推定するために回帰分析を複数回行う、簡単でかつ画期的なモノですがWeb上ではほぼ説明がありません。

注目されている技術はゴミ記事にあふれ、注目されていない技術はそもそも記事がない。Webはそんな場所です。

そこであなたは正しさを判断できるでしょうか。

非定型業務の業務指示の方法論

非定型業務を遂行させるのは難しいですよね?

「ルーチンなら時間をかければできるけど、非定型業務はちょっと・・・」と思っている方が多いと思います。
私もそうでした。

ただ、私の経験として、製薬企業での研究員経験、現職でのコンサルタントとしての経験があります。

例えば、下記のようなちょっと無理そうなことをやりきりました。

前例が無い機械の研究、開発

機械は「鶏の遺伝子組み換えワクチン」製造に関わるモノでした。
研究内容は、技術調査、設計、実証実験で、開発は製造委託先との折衝、製造、導入、品質検査・保証の方法論設定など多種多様でした。
思い出深いことがらは、法令での基準を調べ、社内試験の設定・合格基準値の設定、それに見合う&作業に効率的な設計にする…ですね。初回はマジで設計失敗した。
研究はその当時は上長から具体的な指示もなく、大学院時代の研究の方法論を流用してがむしゃらにやってました。

コンサルティングを受けたことが無い会社へのコンサルティング

専門家による分析を受けた経験がほとんどない会社や部門・サービスに対するコンサルティングで、わりと良くあるので何件か経験しました。

そこで気づいたことがあります。
この方法論って一般化できそうだなと。

そこで今回は非定型業務の業務指示の方法論について書きます。
※実務ではより細かく、案件状況やその人の性質などにも配慮しています。

業務の目的は多種多様ですが、このような方法論は非定型の業務を「自分の力で遂行できるようにさせる」ために作成しました。

前提として、勤務先がコンサルティング会社のため、ある程度の思考力や自走力など自力を持つ人が多いです。加えて、キャリアの方向性などを明確に語れる人がほとんどです。
その背景としては、どんなことを提案しても否定されず、まずは試してみる、心理安全性をある程度確保した職場です。珍しいですね。

業務指示は下記のように進めます。

1. メンバーのレベル分け
↓
2. 業務指示
↓
3. 品質確認
↓
4. フィードバック・レベル調節

よくあるPDCAの流れと似ています。

計画のPは、到達目標など予め決めている場合が多いです。
ただし、動きが早い業界のため決めた時と状況が違うことがほとんどであり、あくまで参考値であり、現状の認識が最優先です。

どちらかというとOODAに近いとは思います。

※達成したい、ありたい姿の目標はもちろん大事です。ただし、今回はフォーカス外なので省略します。

では、1つずつ見ていきます。

1. メンバーのレベル分け

メンバーごとに業務レベルを1(低)-4(高)までランク付けします。
レベル分けについては、属人的ですがコミュニケーションで絶対評価でのチューニンクを行います。

ここで、「この人はレベル3.2くらいかな」と把握します。
※ここでは他人と比較しないようにします。各々で得意な分野が違いますし、評価者が好きな能力もありますし、比較するとロクなことになりません。
※小数点で把握するようにします。レベルアップはすぐには起こりませんが、少しずつの変化をとらえていきたいですね。

レベル1

業務知識がなく、方法論がわからない

レベル2

業務知識はあるが、方法論がわからない

レベル3

業務知識があり、方法論はわかるが、業務に対する提案はできない

レベル4

業務知識があり、方法論も理解し、業務に対する提案ができる

そのレベルに合わせて、業務指示方法を変更します。

2. 業務指示

案件参加時に、業務の目的をまず説明します。
目的を分かっていない(=自分で説明できない、質問に答えられない)場合は、業界知識等をいくら持っていても意味がないので、レベル1相当で扱います。

レベルが低いうちは具体的に、作業ベースで説明します。
レベル1では、やるべき業務を具体化し、作業の目的、作業概要、各作業のPREP(結論→理由→例→結論)およびアウトプットイメージを伝えます。
可能であれば、各作業の想定所要時間を伝えて、実際にかかった所要時間をメモさせてください。
※分かっていない懸念がある場合は、作業のうち1つを確認として復唱してもらいましょう。
(全部すると時間もかかりますしメンタルに来ます。たぶん。)
※集中力を上げたい場合は、「最後に作業内容を確認する」と前置きしてもいいです。

レベル2は、レベル1とほぼ同様に伝えてください。
行ったことがある内容については飛ばしてOKです。
ただし、ミスしたことがあるモノについては、説明を行っていいかもしれません。

レベル3は、説明は作業の目的、作業概要でOKです。
その後、「方法はどうすれば良いか?」「アウトプットはどうするか?」と質問してください。
レベル4になる、つまり提案ができるようになるためには、提案を繰り返し練習する必要があります。

レベル4は、「どうすればより価値が出せるのか?」「懸念点は何か?」を問いましょう。
彼らが個人ではできない可能性があることも、聞くことができるかもしれません。
このレベルであれば、指示者より間違いなく良く見えているので、提案を否定せずに試したいですね。

3. 品質確認

品質管理は、あくまで目標を達成しているかで判断してください。
最初に伝えた手段は重要ではありません。

加えて、期限まで何もレスポンスがないことを防ぐようにしてください。
作業方法やアウトプットが思っているモノと違うことがよくあります。
それで説明できるのであれば問題ありませんが、そんな人はほとんどいません。
それはタイミングを見て(少なくとも初回は作業終了日まで50%進捗していない段階で)、こちらから質問してください。

何回でもチェックを受けていい体制を取りましょう。
最終確認で「イメージが違います。間に合いませんでした。」では完成責任を持つのは指示者です。
あくまで自分たちの問題であり、彼らは作業の遂行に責任を持ちます。
そのため、スケジュールをオープンにしておき、スケジュールが空いていれば予定をいつ入れてもいい等、伝えておきましょう。

4. フィードバック・レベル調節

品質管理を複数回行う前提です。
そのため、レベルの把握が精密になり、変化にも気づきやすくなります。

そこで、フィードバックはその都度行います。
プラスにはそのまま伝えればいいですし、マイナスは(気にする人であれば)一人の時に伝えましょう。
※マイナスフィードバックを気にする人は日本人に多いです。外資ではほぼいない状況(逆に言ってくれてありがとう精神が多かった)でしたが、現在の日系コンサル会社では5~7割くらいを占めています。

その結果でレベルを調整します。

あとは、仕事の速さも大事です。
想定より早い・遅い作業は各々のメンバーで異なります。
何故早かったのか、なぜ遅かったのかを作業の工程レベルで確認しましょう。
(例:集計作業であれば、前提の確認、SQLを書くこと、集計結果の品質・適正確認、どこかで手戻りがあったのか等が考えられます)

業務に慣れてくれば、作業想定時間を自分で設定させましょう。
どれくらい時間が掛かりそうなのかの考慮は、何度も経験させると上手くなります。
プロジェクトマネージャー等になるには必須のスキルですので、時間を先行投資しておきます。
時間の意識づけにも使えますしね。

最後に

コンサルティング会社での業務ですので、いつも業界や内容が違うため、定型作業ではありません。
そのため、このように注意すべき点を挙げて業務を遂行しています。

見て学べは無理との考えでもありますし、「あなたの色(特徴、意見)を出してください。」というスタイルですので、珍しいスタンスかもしれません。

それでは、また。

ソシャゲのインストール1回で、事業者はいくら儲かるのか?

ソーシャルゲーム(ソシャゲ)は生活の当たり前になりましたね。

出社時にソシャゲ、
ご飯の合間にソシャゲ、
風呂に入る前にソシャゲ・・・

ただその分、広告も良く目につくようになりました。
例)このページの右下に出ていました。

はっきり言って鬱陶しい広告もあります。

とはいえ、広告を出せるということは、広告を出してもカバーできる売り上げがあるってことですよね。

そこでタイトルの「ソシャゲのインストール1回で、事業者はいくら儲かるのか?」です。
専門用語ではCPI(Cost Per Install)です。
インストール一人あたりいくら(広告)コストをかけたのか、ですね。

ROI(Return on Investment)、投資対効果を見るときに使います。
お金をかけても返ってこなければ、ビジネスとして無意味・・・むしろマイナスですね。

一人あたりの売り上げ目標値は1,500円程度に設定されます、つまりそれくらいは儲かってほしいということです。
CPI(インストール一人あたりのコスト)が1000円程度ですし。

一人あたりにサービスを提供するコストが他業界・サービスに比べて低く、売り上げが大きいゆえにこのように高騰しています。

なぜ儲かるかについては割愛しますが、ユーザーの構造的には、売り上げが極端に大きいビッグタイトルを含め、成功しているどのタイトルでも無課金者の割合や月での課金率・課金者の課金額は大きく変わりません。
ユーザーが多いがゆえに売り上げが大きい。
ビッグタイトルは無課金者層も厚い。とても分厚い。
課金率は基準から大きく下になったら死ぬという構造はあるのでしょう。

ただ、ソシャゲでも下記の本で紹介されているような、マーケティングの理論が使えるんじゃないかなと思っています。
リーチ(そのタイトルを知っている人)を増やせ、ヘビーバイヤー(現在のお客様層)を信奉するなとかね。

広告が出される理由、それを少し考えてみると面白いですよね!

休め・・休め・・!

どのようにすれば疲れは取れるのか?・・・色々試した結果をお伝えします

最近、4週間ぶりに1日まるごと休みを取りました
自分が思った以上に疲れは溜まっていました。。

昼寝、夕食後寝ても、夜12時になればもう眠い(笑)
スイッチが入っていた昨日までは昼寝すらできなかったのです

疲労感をマヒさせる方法は、私自身は思い込みで作れるのですが、、正直ここまでとは

では、どのようにすれば疲れは取れるのか?というと個人差があります

・寝る
・運動する(筋トレでもOK)
・マッサージ
・自己マッサージ
etc

私の場合特に効果的なのは、軽い運動でした
なぜかというと、バランスが取れていない部分を補えたからです

仕事はPCを使うか、人と話すか、考える業務なので、体をほぼ動かしません

疲れている、つまり生体のバランスが崩れているんですよね

例えば少し寝不足でも、運動はしたほうがいいです
寝るより優先で
体を動かさないことは生物学的にあり得ない状況なので、すぐにガタが来ます(経験済み)

なので、バランスを取りましょう!
少しでも楽になるように。

天才は作られるのだろうか

天才を要素分解し、再構築すれば天才になるのだろうか?

感性で生き、その感性を直接伝えることにより、他人に「わからない」と言われ続けた私が居る。
幾多のコミュニケーションを経て、彼らと見えるもの、世界の認知が違うようだということがわかった。

「やるときはやる」のレベル感が違ったり、

時間の使い方が「他には何もしない」ができるなど根本的に違ったり、

ヒトの流れが波で見える、文字に色がついて見えた(過去)などがある。

それに似た人が同じように行動すると、それは再現できるのだろうか?

言葉の定義で言うと、

評価指標を世間に任せているのが秀才・凡人であり、
評価指標を自分で作り上げたのが天才・狂人である。

つまり、別の評価軸に生きているので、一般の人が気になるような指標に目もくれない。

それが良いか悪いかは置いといて、
その視点を知ったヒトは、彼らの行動を真似するとどうなるのだろうか?

ヒトは情報量に不均一性があるとカンタンに仲違いする

あなたには部下が育たない、なぜか人に嫌われるという悩みはありませんか?

その原因には、一つ普遍的な事柄があります。
それは、情報量の不均一性です。

簡単に言うと、相手から貰う情報量と、与える情報量が極端に異なることで簡単に仲たがいを起こします。

例えば、仕事での部下の育成の例です。

できる部下A:
仕事を教えると、すぐに吸収して仕事に反映される。
彼自身から仕事の提案をするので、それを評価するとなおやる気になる。

できない部下B:
仕事を教えても、すぐにはできない。
あまり失敗を早めに持ってこず、聞かれると答える。

もしあなたが上司ならどちらを部下にしたい、また育成したいですか?

当然Aでしょう。

なぜそうなるのでしょうか?
情報量の観点から、文脈を理解してみます。

できる部下A:
仕事を教えると、すぐに吸収して仕事に反映される。
(相手に教えると、相手から仕事の出力が早く帰ってくる)
彼自身から仕事の提案をするので、それを評価するとなおやる気になる。
(相手からの出力も、こちらが対応できている)

結果的に、友好な関係になりやすい。

できない部下B:
仕事を教えても、すぐにはできない。
(できないから再度教え、できないところを指摘する。)
(部下としては、上司から与えられる情報量が多すぎるので上司に対するモチベーションが低下する)
あまり失敗を早めに持ってこず、聞かれると答える。
(上司に対するモチベーションが低いので、情報を与えることを躊躇する)

結果的に、あまり良い関係にはならない。

つまり、情報量が一致しているかどうかで、その人との関係性が決まってしまいます。

では、情報量の観点から考えてみましょう。
・部下Aのやる気を落とすには
・部下Bのやる気を上げるには

部下Aは・・・簡単ですよね。

上司から情報を与えない。
つまり、反応しないことや教えないことが重要です。

部下Bは、情報量を均衡させる必要があるのではないでしょうか。

まず考えられるポイントとしては2点あります。
・部下からの情報量を増やす
・部下への情報量を減らす

部下からの情報量を増やすのであれば、結論を決めずに話を聞くことでしょう。
結論ありきの議論はモチベーションを著しく落とすので不要です。

部下への情報量を減らすことは本来は取るべき方法なのですが、難しいですよね。
例えば、情報処理能力が不足している所に情報を与えすぎている可能性があります。そうすると、情報が詰まってしまって与えても意味がなくなるからです。
求めるレベルを落とすことも可能でしょう。
ステップbyステップで教えていき、そのステップをできるだけ小さくすることが求められます。

これは仕事、恋愛をはじめ、すべてのコミュニケーションにつながるのではないかと考えています。

なぜでしょうか。
友人関係でよく考えてみてください。

一方的に話をしてくる友人はどうでしょうか?
与えられる情報量が多すぎて、疲れませんか?

そうすると一方的に・・・というのは禁じ手ではないでしょうか。

気になる方は、まずは情報量のコントロールを意識しましょう。
あなたは、彼に情報を与えすぎていたのではないでしょうか?

[音楽] TalesWeaver: Second Run, Reminiscence

music
過去に投稿した耳コピ動画。

今聞いてみましたが、ある程度間違っています。
その点ご了承ください。

動画

楽譜データ

ファイルがかなり古い形式なので、最新のモノだと読み込めなさそうな気がする。
Reminiscence.MUS
Reminiscence-Orc.MUS
second_run.MUS
second_run_1.MUS

コロナの今、孤独との付き合い方

コロナ禍でリモートワークが続き、めったに誰かと会うことができない状況が続いています。
私は独身であり、かつ一人暮らしでもあるので、孤独だなと思うことが多々あります。

*実家暮らしであっても、会う人がいつも同じであればそのように感じる可能性はあります。

その孤独と上手く付き合う方法について私は2点考えついたので、今のところメンタルは安定しています。

その2点とは、、

・自分をほめる習慣
・正しさを求めない

です。

つまり、
ある程度他人の目で考えつつ、
○○すべきのような堅い考えを持たないことが楽になります。

意識を頭の中の主人にさせないために、理性を機能させるために、そのように考えます。
意識だけで生きている場合は、何か悪いことがあると自己防衛に走りやすいです。

あなたは、ただ会えないだけです。
あなたが嫌いになったわけではなくて、今は時期が悪いだけです。
ヒトの脳はどうも誤認しやすいようなので、、予め問題ないことをインプットしておきます。

私は、今現実を見つめ直すのにいい機会だなと思っています。

アナログの出会いは重要なものであったこと
それがないとここまでストレスになること
誰かに会うということを必要としていること

そして、自分は一人で生きていけるのか、その答えを考えることです。

現実を受け止め、よりよく生きていきたいですね。