Rの考え方

Rの個人研究・考察を行うブログ。最近は因果推論とアナリティクス(機械学習、統計はお休み中)、認知論にお熱。

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仕事の実力とは何なのか

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はじめに

自分自身の仕事の実力を測りかねる人が多いかと思います。

Twitterでは、売上で全国で1位だ、MVPだ何だという自己紹介が散見されます。めっちゃ胡散臭い・・・。

そこにまじめに突っ込みを入れます。

なぜその指標なのか?

よく話に上がるのは、営業でかつ売上額です。

単一の指標で戦うことはやめておいた方がいいです。

例えば、あなたの利益額ROI(投資対効果)成約までの途中解約率案件の次回継続率等はほかの人より優秀なのでしょうか?数値を知っている人はほとんどいないと思います。

なぜ売上額を追うのでしょうか?会社の戦略が売上額工場なのでしょうか?

会計視点でいえば、利益額や、注文から入金まで問題なく進める能力の方が重宝されるのではないでしょうか?

その指標は誰のもの?

会社は複数のセクションに分かれます。

例えば、製造業では、営業→製造→品質管理→発送や、それをとりまとめる品質保証のような役割があります。

どのようなビジネス(業界)をどう進める(戦略)か?その中で、この部門は何を達成しなければならないか?ということが重要です。

部門の例でいえば、営業だと新規営業かルート営業(フィールドセールス)、見込み客開拓(インサイドセールス)などが存在します。

それを考えると、売上額が最重要視される業界・職種とはどこでしょうか。少なくとも、私にはわかりません。

そのように、数字だけでは実力の定義は難しいと私は考えています。

指標での判断はタイミングが重要

例えば、現在働いているコンサル会社では、ある程度良い指標を挙げた例があります。ただ、タイミング次第という点は拭い去れません。

チームの年間売上1位

メンバー数が多いだけでした。

売上トップ案件を獲得・完了

手が空いているその業界のプロジェクトマネージャーが他チームにいませんでした。

案件の継続率1位

継続前提の案件だが、契約として更新が必要になっていたので継続率が高いように見えました。

上記のように、実はタイミングが良かっただけのように外部要因が大きくか関わってきていました。さて、その指標は定常的なものでしょうか?あなたのものでしょうか?

これまでの経験から、例えば案件を取ってくるのが偉いとは言えないと考えています。

ひどい案件でいえば、例えば、とりあえず予算消化のために発注され、要件がフワフワしてるけど・・・3か月かかるのが普通だけど、お金を出すから1か月で終わらせてという物理的に無理な要求をしてきたり今回はお試しだから安くして(次があるとは言っていない)など売上は立つけど・・・のような無茶なことをされたり。

役割として、指標はよかったものの、カバーしてくれたり、進めやすく整備してくれる人たちは存在しなかったのでしょうか?

その他に何を考えなければ重要なことがわからないでしょうか?

その他に考えたいこと

私は、指標になっていないことを組織で解決できるか、新しく視点を作れるかを重視しています。

個人で動いて売上を上げることが最重要なのはメンバーレベルの社員です。

マネージャーや役員などはそうではありません。

指標になっていない分かりづらいもの。例えば、新人教育やオンボーディングの効率化ですね。

採用を重要視している会社は多いものの、採用したその後は自助努力任せ(物理的・精神的に)なぜその会社に所属した方がよいかなどを伝えられることは多くないのではないでしょうか?

あとは、どのような人・組織にも苦手は存在するということを考えたいですね。

ルールが整理された状況であれば、ルール通りに高速にPDCAを回せる人も、ルールがない場や、ルールがなくても全然問題ない人たちと一緒に働かせるとかなりの確率で病みます。それは、個人の資質なのでしょうか?チームの指標なのでしょうか?それともリーダーの指標なのでしょうか?

そこを課題を解決するチャンスととらえず、罰しか与えない組織は今後ルールが変わった時に生き残れるのでしょうか?

私の心がけ

実力は証明するもの(現在)であり、誇るもの(過去)ではない

実力は陳腐化していくものである

ひけらかす人は怪しく思え

それでは、れいでした。

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