さて、それをどう解決するのか。
まずは、考えを変えてみましょう。
「自分の頭で考える人間を作る」というと難しそうに聞こえます。実際難しいと思います。
「指示待ち人間を作る」・・・意外と簡単そうに聞こえませんか?その要因を実行しなければいいのです。
「指示待ち人間を作る」には、
1・仕事の目的・方針を伝えない
2・失敗したときに怒る
3・細かく指示する
効果としては、
1・最終的に何を、何のために達成すべきかわからない
2・「今度から細かく聞かないと」と思わせる
3・「今度から細かく聞かないと」と思わせる
指示を守って動いたら、
「違う」「お前はわかっていない」「なんでこんなことも知らないんだ」
と言われたとしましょう。
「ふざけんな」となる人もいれば、
「あーそうですか…」となる人も思います。
結果的に、
「今度からそう言われないためには?」と考え、
人の防衛本能から
「次からは細かく聞こう」となることは明白です。
管理職となる相対的に優秀な人(やちょっとおかしい人)は、
「それくらいわかる」で今まで成功経験を積み重ねてきたので、
“普通の人”の行動がわからないのですよね…。
「一般的に考える」のは、
自分のバイアス(集めた偏見)を外す必要があるので難しいですね。
今回はいいブログ記事があったのでコレから触発されて書きました。
自分の頭で考えるスタッフになってもらうには、
・リーダーの考えを折に触れて伝える。
・後はスタッフに自分で考えて行動してもらう。
・意図と違う結果になっても「あいまいだもん、しょーがない」とし、改めてリーダーの考えを伝え、次回から軌道修正してもらう。を繰り返すこと。
Life is beautiful:「指示待ち人間」はなぜ生まれるのか?より
理由としては、
「指示」にはどうしてもあいまいさが残り、部下が自分で判断して行動せざるを得ないもの。そしてその結果を、ビシビシ「違う!」と怒ってしまうか、「そもそも指示があいまいですもん、ちゃんとできる方がビックリ。やってくれただけでありがたい」と感謝するか。そこが大きな分かれ道になる。指示があいまいなのに自分の考えと違うと言って怒るのか、指示のあいまいさを自分で考えて補おうとしてくれたことに感謝を述べるのか。それによって、スタッフの心理は大きく違ってくるらしい。前者だと怯えて全てに指示を出してもらおうとする。後者は次も自分で考えて補おうとしてくれるようになる。
至言ですね。