Rの考え方

Rの個人研究・考察を行うブログ。最近は因果推論とアナリティクス(機械学習、統計はお休み中)、認知論にお熱。

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理系(バイオ系)院生就職活動まとめ

投稿日:2014年8月3日 更新日:

就職活動が終了しました。
まとめを作っておくので、後進の方の道しるべとなればありがたいです。

どこに内定貰ったの

3社
・バイオベンチャー(再生医療系) テクニシャン
・ITベンチャー エンジニア
・外資系製薬(動物系医薬品) 研究開発系(品質管理メイン)

→ 最終的に外資系製薬にしました。
元々、製薬かつ開発系の業務が希望でしたのでとても良かったです。

その後の転職先においても、この業務経験が非常に役に立っています。
バイオ系地方国立大院卒のその後6年の軌跡と考察

スペック

中学校

奈良:公立 No.1
各分野トップクラスがなぜか集まる魔境でした

高校

奈良:進学校 県ではNo.3
偏差値65-70程度だった気がする

大学

熊本:中堅国公立 工学部
GPA1.0

素材・無機化学・医学系に強みがあり、その知識が強かった
同大学に医学部、薬学部があったので割と…

なお、1年留年
当時は目標を見失ってやる気が死んでいました
転部も考えてましたが、結局工学部で良かったな

大学院

熊本:自然科学研究科
GPA3.0

Management of Technology(MOT)やビジネス系の教育に強みがあった。
先駆者となったその先生は、2000年ごろからすでにデジタル化やMoTの重要性を説いていたそうです。

その他

サークルまとめ

就活ではあまり聞かれませんでした。
聞かれてもそんなに答えられることはなかった気がする。

サークル1:体育会系サークル

社会人サークルで、あまり参加できず。

サークル2:環境ベンチャー

法律や制度により色々と制約があり、県庁や警察に働きかけをしていました。
当時は上手く行くと思っていましたが、売り上げが上がらず頓挫。

バイトまとめ

就活ではあまり聞かれませんでした。
論理的思考と手を動かせるかを聞かれていたので、そこまで必要なかったと思われます。

バイト1:スシロー

6か月くらい。
廃棄や在庫調整等。基本は19時~次の日の2時。
辞めた理由は勉強時間がなかったため。
きっかけは基本週4まで規定していたが、週6で入らされることになった。何故か都合のいいひと扱いをされて困った。

バイト2:システム開発

成果報酬・・・結局1銭も貰えませんでしたが。
契約が難しいことを学んだ。

ボランティア

しませんでした。
地域でのイベントごとには労働力として参加していましたが、ボランティアではないでしょ?

英語

留学生と日常会話ができ、友人になれるくらいでした。
どちらもつたない英語・日本語で話してましたね。

一番のエピソードは出生届を一緒に届け出したことかな。
全部日本語で書くことを強要されていたのは無理やろ…。

留学生によると、日本人は日本人としかつるまないことが問題だったようだ。

スキル

プログラミングが一番強かったし、転職するときにも役立った。

プログラミング

PHP、MySQL、Perl、HTML、CSS、JavaScript
(R、Pythonは存在を知らなかった)

統計解析

統計検定2級以下レベル

実験機器(生物系・ハード)取り扱い

実験機器(生物系・ソフト)取り扱い

実験動物取り扱い

解剖に苦手意識がなく(何度やっても疲れない)、技術的に得意。

新規動物実験系立ち上げ

大学院時代に他の研究施設から実験機器を受け入れ、実験および機器管理のプロセスを新しく作成した。

その他

・生物行動の画像解析技術
・細胞レベルの遺伝子編集(変異・導入)技術
・PCR、RACE PCR等の遺伝子増幅技術

研究成果

行動実験系での有意な結果。
新規遺伝子(ヒトにはあったものの、昆虫で初発見;Dopamine受容体)の単離完了。
特定分子の結合シミュレーションでのテスト、細胞・動物実験での実証。

→ 書いてみて思ったんですが、再生医療と動物系医薬品の開発・品質保証に必要なスキルを持っていたのですね。知らなかった・・・。

資格

普通のモノしか持ってない。

・自動車免許
 第一種AT
・TOEIC
 大学4年の時に初めて受けて500(履歴書には書きませんでした)
・書かなかった
 書道・硬筆検定

何を自己アピールした?

俗にいう大手の会社以外、自己アピールを聞かれませんでした。
履歴書に書いてあることに振られた話に、思いついたことを話していました。

定型文を覚えるのが苦手だったので、一般的な模範解答が覚えられん問題があったのでそもそもその戦術はとれませんでした。
取る気も無かったけど。
没個性(≒個性を殺せ)で受かるような所だと僕は全く動けなくなる可能性が高いと判断しました。

自分の強みがどこにあるかは分かっていたので、それが受け取られるような話し方をしていました。
・・・ひたすら打ち込むやる気(熱意)しかないし。

就職活動の軸

実際なかった。
何度も落ちたので自己否定された気になっていました。

社会人になった今思うと、1社落ちようがどーでもいいんですがね。
同業他社が何社あるかぐらいすぐわかるし。
その他社すべでにお祈りされたら、さすがに適正なしとは思いますが。

「バイオ系の開発職で就職できればいいなあ」程度でした。
途中から「生きる喜びを、もっと」的な、最低限の生活を保障することに興味があるとわかりました。
そもそも親類のガンの症状がアレすぎたので熊本大学に来ようと思ったので、そこ辺りの感情が生きるキーになってるんですね。

実証作業(バイオ実験、プログラミング)が何度徹夜しても、仮説検証自体が好きだったので、開発とエンジニア(プログラマー)を希望。
プログラマーは、バイオ系が何回も落とされて「バイオ系ムリゲーですやん」と思ったので受けました。いかなくてよかった気がする。

化学系は受けていません。
化学は、特に高校化学は化合物の覚えゲーになりがちなので嫌いでした。
基礎(結合・親和性、電子殻など)が全く分からんのに名詞だけ覚えさせられる不具合。
今も好きではありません。医学系と絡めると面白いけどね。

化学構造・動態シミュレーションは面白いんだけど、それ自体を研究するかと言われればそうではなかった。
実験対象があってこそのシミュレーションという認識でした。
その興味がその後のデータサイエンスにつながってくるとは思いませんでしたが。化学構造がまさが、Graph Neural Network(GNN)などで説明できるようになるとは…。

「やりたいことできれば給料とか勤務地とか休みとか知らねーよ」というスタンスだったこともよかったかも。
お金について全く頓着したことがないので・・・。

留年の理由を聞いてきたのは何社

2社。
面接まで20社くらい行ったので、確率でいうと10%くらい。

正直に答えるとダメみたいですね。
研究室なくなるとか聞いてないわよ・・・国公立大学ではよくあることですが。

気を付けたこと

1. 誰も本音を言わないだろうと仮定し、本音で勝負した。

それ以外、スキル等での強みはないですから。
年齢の高い方と話すのは数えきれないほど経験があり得意ですし、そこで信頼関係っぽいのができていたので問題ないだろうと。

その分「ここ行きたいなあ」と思ったところでしか通らず、どーでもいいと考えていたところに落とされ続けました。
正直に答えている分、何考えてるかわからんと思われたことがありました。
普通ならウラがあるということでした。
それ以外何も考えてないんだが。

2. 交通費支給でも調子に乗ってお金を使わない。できるだけ安くする努力をする。

宿泊費も付近に親族の家があればそこを借りる。
宿代が3,000円だとしても、そんなに交通費がかかることはないです。

企業も欲しい人は呼ぶが、それに乗じて散財するのは個人的にNGだと思ってます。
どうあるべきかというか、自分の中では正しくありたいという気持ちが強かった。

3. 面接の準備はすべき。

準備しないとそもそもまともに話せません。
準備しなくても話せるのは、何度も経験してからです。
僕はかなり色々な方と話をする機会があったので、そこまで困りませんでしたが。

仮面をかぶってもいい。模範回答集を作るのは大手なら効果ありそうだなあと思いました。
大手の面接官の目の動きからして、質問テンプレート通りに質問が来るので模範解答はアリ。
結局、そのシートに記載してるだけだし。
優等生(ハリボテ)を頑張って作り上げるのもいいと思うけど・・・入った後知らんぞよ。

面接をする側になった今思うに、キレイな言葉を使わずに話してくれる方が信頼できます。
私の場合はね。建前が嫌いなんで。
頭の良し悪しは本音を引き出してからじゃないと見えないよ。

おすすめ就活法

1. リクナビ・マイナビなどを使わない。

他の人に勝てる要素があるなら使ってもいいと思います。
例えば、論文上梓、国際学会で口頭発表、産学共同研究で成果(特許等)を挙げている方、
とてつもなくコミュニケーション能力の高い方が居ます。
私はムリゲーだなと思いましたが・・・。

私は学会に4回(口頭発表1回、ポスター3回)出てたので履歴書に書いていましたが、ほとんど突っ込みもなし。(IT系の方が聞いてきた不具合)
特に製薬系は激戦です。医学系や薬学系、海外大の医薬系などが居ます。
出身が中堅国公立化学系だったのでどうやって差別化するかなーとは思ってましたが、「難しい」という結論に。

じゃあ競争する人数の少ない所探すしかないよね?

それだったら協会を探す。例えば以下のような協会のHPで探すといいかと。
・日本製薬工業会
http://www.jpma.or.jp/about/jpma_info/member.html
・日本ジェネリック製薬協会
http://www.jga.gr.jp/information/member/
・日本ワクチン産業協会
http://www.wakutin.or.jp/guide/list.html

これと「リクナビやマイナビで載っていない」と組み合わせると競争率がすごく下がります。
ただし、そこに受けに来る人々もそういったルートを通ってきているのでかなりやる気があるので注意。

つきたい職があるなら企業規模の大小は関係ないよね?
関係あると思ってるなら頑張って、すごく激戦だから。

2. 理系院生最大の武器「推薦」を使う

まともに研究活動を行って、先生方とまともに対話していれば推薦書は書いてもらえると思います。
それを使いましょう。

どうしても行きたいところがある場合は熱意を示すためにも入れておいてもいい。
自由応募でも推薦書が入っていると「確実に行きたい」という意思表示はできます。
元面接官に聞いたところ、自由応募でそんなことする人は居なかった。もしされたら嬉しいし、かなり評価したいそうです。

3. コネを使う

課外から来ている先生と話してみる→話が合う→企業紹介、がすごく効率よく進めました。
それでもダメなところはありましたが。

その他いろいろ

1. 履歴書は印刷でOK

「手書き」と書かれていなければ印刷で出していいです。
内定先3つも全て印刷で出しました。
手書きの文字がかなり汚かったのと、書き損じが多くて時間かかりすぎたので無理っす/(^o^)\となり転向。

結局、手書き信仰があるような会社に行っても、思考的に幸せになれなかったと思いますね。

2. ESは頑張れ

ES(エントリーシート)はかなりの文量が求められるので、ある程度効率的に先に文の内容を作ってからやるといいらしい。
1つ1つ考えてやってたので時間かかりすぎました。

そもそもESが求められる理由を考えると、応募する人が多すぎるんです。
ある程度の足切りをしたいので…と言うことを考えると、、、頑張る場所、かける時間を間違えてましたね。

3. 自己分析は必要ない

なぜか知らないけど、就活の一般常識となった自己分析。
「マイナスしか見えねーよ」という方も多いでしょう。
私もそうでした。

とりあえず周りの人に聞いて(他己分析)、適当に面接を受けてから考えよう。
大学・大学院まで行った理由があるはずなので、大学院卒は有利だと思います。

ただし、その分学部卒以上のことが求められるから注意。年齢も上がってるし。
最近は、年齢よりも経歴よりも、思考方法が大事だなと思ってます。
指示待ちはいつまで経っても指示待ちだし、論理破綻している人は教育できないし。

4. 内定した理由

なぜ内定したのかわかりません。
内定先はよく会社、業界動向を知っていた&調べたのはありますが・・・。

外資系製薬の内定者(および後輩)での空気感が似ているのはあるかも。
どちらかというとドライで、理論的。
感情的にならないしチームワークは必須だが、個人で進めるのが当たり前、みたいな雰囲気ではありました。

今も思うのですが、巷にある「○○内定者が教える内定獲得方法」とかもよく書けますわ・・・あんなもの。
再現性がありません。

「私は自分自身を客観的に見る事が出来るんです。あなたとは違うんです。」と思っているのか?と。
あと、その人が実在してなくても書けることに注意が必要です。
 就活関連のほとんどの商品・サービスは不安商法ですよね・・・。

5. 諸注意

自分の力で内定したと思ってません。

希望した通りの進路を取らせてくれた両親。
かなり目をかけてくださった担当教官、
その他の先生方。
適当なことをして迷惑をかけている研究室の方々。
拙い英語でも対応してくれる留学生。
友人。
個人的にフィーリングの合った面接官の方々。

いろいろな方にお世話になりました。
就職活動はよくわからないことだらけです。
もちろん抜け道もあります。

ただ、諦めたらそこで終わりです。

あなたは何がしたい?(もしくは、どんな状態でありたいか?)
今のところ何ができる?

それが一致するところに道があるかもしれません。

と、こんな感じです。
もし何か相談がある方はTwitterなどでご連絡ください。

続編はこちら

はじめての転職は怖い。それは当たり前。
バイオ系地方国立大院卒のその後6年の軌跡と考察

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