Rの考え方

Rの個人研究・考察を行うブログ。最近は因果推論とアナリティクス(機械学習、統計はお休み中)、認知論にお熱。

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マスメディア化するインターネット。あなたは着いていきますか?

投稿日:2018年8月18日 更新日:

インターネットで多くの情報が均質化し、誰でも得たい情報にアクセスできるようになりました。

以前はインターネットは「能動的」なものでした。
今はどうでしょうか?
最近で有名なサービスを挙げてみましょう。

Twitter、Facebook、Instagram、各種ニュースサイト

全て自動で、「受動的」に楽しめるものが増えましたね。

ん?これは旧来のマスメディアと同じでは?と考えました。
「その人に合った情報を受動的なユーザーに渡して利益を上げる」、この仕組みができたからこそ、広い世代に受けたのかもしれません。
以前では考えられなかった、顔写真等をネットにアップするのにも躊躇されません。不思議ですね。

ただ、インタネットがまだアンダーグラウンドだったころはクソサイトの乱立や間違った情報だらけのページ、ただひたすらネタに走るサイト等々無法地帯でした。
見ていたページのほとんどが個人のページでした。
質に対する検閲がなく、それこそ掘っ立て小屋が立ち並んだスラムが多数ひしめき合っていました。
今は企業の高層ビル群の影に隠れてしまっています。無数の遺骸と共に。
さて、住民はどこに行ったのでしょうか?

情報が洗練されていくほど個人の手から情報が離れ、機械の「最適化」によってインターネットはマスメディアの能力を得ました。
そこは、システムのために人が働いています。
既にマスメディア化してしまったインターネットは資本主義の潮流、効率化に飲み込まれてさらに美しくなっていくでしょう。
次の無法地帯は、もしかしたら現実社会なのかもしれません。

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