Rの考え方

Rの個人研究・考察を行うブログ。最近は因果推論とアナリティクス(機械学習、統計はお休み中)、認知論にお熱。

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AIを身近に。あなたと共に。

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最近では、「AI(人工知能)で〇〇ができた」というニュースが数多く報道されるようになりました。

私が推察するに、あなたはAIに対して不安を持っていませんか?
何でもできるように報道されることが増えれば増えるほど、自分たちの領域を侵されていくような。

私たちは「怖いもの≒受け入れがたいもの」と捉えてしまう傾向があります。
報道が加速すればするほど、怖いものを・・・「人工知能って結局何なん?」と理解しようとする人が減るのではと。

これはまずい・・・。
環境中にリテラシーがなければ、ある分野の天才の種が生まれても生かせない。

では、普及させるには?
過去をさかのぼると、日本にITを広めたのは何だったかというと、メールや携帯などの身近なサービスでした。
人工知能をもっと身近に、自分の役に立つように扱うにはどうすれば良いのか?と考えてみると・・・

例えば、ボードゲームの相手でしょうか。
囲碁や将棋、チェス、オセロなど、対戦相手が居るからこそ楽しめます。

今はネット対戦があります。
ただ、実際好きな時にすぐできるわけではないし、ボロ勝ちすることもあればボロ負けすることもある。
なかなかギリギリで勝負できる相手がいないという問題を抱えています。

私たちは自分と同じくらいのレベルの敵が欲しい。
それを人工知能に担わせてはどうか?と。

今もNPC対戦はありますが、実際はボロ勝ち or ボロ負けがほとんどです。
彼らは相手の強さによる調整ができないので、1回クリアできれば同じ手を繰り出せば勝てます。
それじゃツマラナイですよね。

極限まで強くすることはDeepMind社をはじめ、技術力勝負になりますが、
「ある程度の精度で同レベルくらいの敵と毎回戦える」ということを実現するのは難しくないのでは?と。

もう一つ例を挙げるなら、「デジタルなペット」・・・そう、たまごっち!
日本人の「小さいところから育てることが好き」(あとはやったことがある、他人がプレイしている(していた))というニーズがありますね。

そのように、「そこまで精度が高くなくても問題ない(むしろ、その方が楽しめる)」ことに応用すると。

彼らが増え、身近になることで、「AIは楽しいことに使える」という意識が社会に醸成されると。

「AIを身近に。あなたと共に。」

そのような世界が訪れると思います。

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